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狭額ベゼルで15.6型ディスプレーながら14型並みのボディーを実現

大きな画面で1kg以下、15.6型でもモバイルしたいと思える軽さのノートPC

2019年09月13日 09時00分更新

文● 八尋/ASCII

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日々の生活を充実させるモダンPCとは?

 モダンPCとは、マイクロソフトが提唱する、スタイリッシュさと使い勝手のよさを両立したモバイルノートパソコンで以下のような特徴がある。

・SSD/eMMC搭載で処理が高速なのに加え、指紋認証やWindows Helloでの顔認証で簡単・安心ログインが可能。起動を高速化する「高速スタートアップ」も搭載
・薄くて軽いボディーで、外出先にも気軽に持っていける
・タッチ操作対応の2 in 1タイプで、ノートパソコンだけでなくタブレットとしても使用できる
・Microsoft Office搭載で日々の仕事を快適にこなせる

 Windows 7のサポート終了が迫る中、日々の生活をモダンPCでより充実・快適にしてみてはいかがだろうか。

「Swift 5」

 毎日持ち運ぶモバイルノートパソコンは、大きくて14型で、13.3型がメインだ。これは持ち運ぶための薄さ、軽さを考えると普通だし、私も普段13.3型を使っているが、ちょっと画面が小さいな……と思うことはないだろうか。持ち運びは便利なものの、ウェブページとテキストを並べると余裕がなくなので、会社ではディスプレーに接続して使用している。

 もう少し大きいディスプレーのマシンを、モバイルで使えたら。そんな願望を叶えてくれるマシンが、日本エイサーの「Swift 5」だ。15.6型ディスプレーを搭載しながら、筐体は14型並みで、重さも約999g(「Swift 5 SF515-51T-H58Y/BF」の場合)と1kgを切る軽さを実現しているのが大きな特徴だ。今回は、Swift5の外観について紹介する。

片手で余裕で持てる軽さ
リュックにすっぽり入る軽さ

ディスプレーは15.6型なのに、片手でひょいと持ち上げられる軽さ

 Swift 5のサイズは、およそ幅358×奥行230×高さ15.9mm。ディスプレーを閉じるとかなり薄く、普段使っているリュックにもすっぽりと入った。前述したとおり、大きなディスプレーを搭載しながら重さは約999gと、片手でひょいと持ち上げられる。15.6型でも、これであれば余裕で毎日持ち運べるなと思えるのが本機の最大の魅力だ。

 本体はチャコールブルーで統一されており、天板やディスプレー下のロゴ、キーの文字などは、オレンジとゴールドを混ぜたような色を採用している。落ち着いたブルーに金色がアクセントになり、上品な大人のマシンといったイメージ。個人的にはかなり好みのデザインだ。なお、ボディーにはマグネシウム合金を使用しており、高い耐久性を持っているため、安心して持ち運ぶことができるのもうれしい。

大人なデザインと思えるエレガントなカラー

色鮮やかなディスプレーとサウンドアプリで迫力の動画視聴!

 ディスプレーは15.6型だが、画面対ボディー比86%という狭額ベゼルにより本体サイズは14型並みのサイズに収まっている。タッチ操作に対応しているため、グレアパネルとなる。映り込みは多少気になるが、その分写真や動画視聴の際は色鮮やかで、黒も引き締まってみえる。

狭額ベゼルで14型並みのボディーになっている

 加えて、サウンドアプリケーション「Dolby Audio Premium」を搭載。映画、音楽、ゲームといったオーディオ設定が用意されているほか、自分で細かく設定することも可能。さらに、人物の音声を聞き取りやすくするダイアログエンハンサーなども利用できる。色彩豊かなディスプレーと、サウンドアプリによる迫力のある音で動画視聴が可能だ。

映画、音楽、ゲームといったオーディオ設定が用意されている

自分で細かくカスタマイズすることも可能

人物の音声を聞き取りやすくするダイアログエンハンサーも

 キーボードは日本語91キータイプで、13.3型ノートパソコンと比べると幅も広いため、ゆとりのあるキーのサイズと配置だと感じる。キーストロークはタイピングしてみたところ若干浅めだが、それでも打鍵感は良好。タイプ音も静かなので、周囲をあまり気にせず作業ができる。また、オン/オフ可能なバックライトも備えているので、暗いところでも快適に使える。

ゆとりのあるキーボードで打鍵感も良好。ただし、これは個人的にだが、バックスペースキーの横にキーがないタイプのノートを使っていたため、たまに右隣のキーを押してしまうことがあった。しかし、これも使っているうちに回数が減っていったので、慣れの問題だと思う

 タッチパッドはボタン一体型のものだが、感度はちょうどいいので、触っているのに動かなかったり、過敏に反応するということもなかった。キーボード右下には指紋認証センサーを搭載しており、指紋を登録すれば簡単にログインが可能。ディスプレー上部のカメラもWindows Hello対応の顔認証が利用できるので、より簡単、セキュア―にログインが可能だ。

 インターフェースは、右側にヘッドフォン/マイク端子、左側にHDMI端子、USB 3.0端子、USB 3.1 Gen2(Type-C)端子を配置している。最近のモバイルノートパソコンだと、外部出力がType-C端子と兼用になっているモデルも多い中、HDMI端子が搭載されているのは個人的にはうれしいポイント。外や会議室で使う場合は15.6型ディスプレーで、自分の机では別途ディスプレーに接続してと、より大きな画面で作業できるからだ。

右側にヘッドフォン/マイク端子を配置

左側にHDMI端子、USB 3.0端子、USB 3.1 Gen2(Type-C)端子を配置

 なお、右側にUSB端子がないため有線マウスを使用する際は左側に接続する必要がある。仕事でマウスを使う場合は、できれば無線マウスを用意しておいたほうが便利かもしれない。

毎日持ち運ぶモバイルノートでもなるべく大きな画面がいいという人にオススメ

 Swift 5は、15.6型ながらモバイルできる薄さと軽さを実現している、最近は増えてきてはいるものの結構珍しいモデルだ。上品なデザインで、かつCore i5-8265U、8GBメモリー、512GB SSDとメインマシンとしても使える性能を兼ね備えているので、外の仕事でもバリバリ使える1台になっている。重さを気にせずモバイルできるマシンでなるべく画面が大きい方がいいという人は、ぜひSwift 5を検討してみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 Swift 5 SF515-51T-H58Y/BF
CPU Core i5-8265U(1.6GHz)、4コア/8スレッド
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620
メモリー 8GB
ストレージ 512GB SSD
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0端子×2、USB 3.1 Gen.2(Type-C)端子×1、HDMI出力端子(HDCP対応)、ヘッドフォン/マイクジャック
サイズ/重量 およそ幅358×奥行230×高さ15.9mm/約999g
OS Windows 10 Home(64bit)

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