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ASCII Power Review 第39回

もちろんフィルム時代からハッセルを使っていたプロカメラマン岡田が製品を実地で試してみた評価は!?

ハッセルブラッド X1DⅡ 50C 実機レビュー = これは写真を本気で撮る道具なのである

2019年09月24日 11時00分更新

文● 写真 岡田清孝 + 編集 PowerReview軍団

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 ハッセルブラッドから中判サイズ(約44×33mm)の撮像素子を搭載したミラーレス機「X1DⅡ50C」が発売となった。

 ハッセルブラッドといえば銀塩時代から多くのプロカメラマンに愛用され、ライカやローライと並び、カメラ好きなら一度は憧れる名門ブランド。この「X1DⅡ50C」もカメラ好きの憧れの一台となるのか、じっくりチェックしていこう。

9月5日に発売され量販店での価格はボディーのみで約70万円!新たにXCD45mmF 3.5とのセットも用意されそちらは約90万円!別々に買うよりは少しだけ安い。

世界初の中判ミラーレス
第2世代で完成形に

 中判ミラーレス機といえば富士フィルム「GFX」シリーズを思い浮かべるが、実は世界初の中判ミラーレスとして登場したのは2016年にハッセルブラッドから発売された前モデルの「X1D 50C」である。

 その前モデルとボディーのデザインはほぼ同等で、サイズ感でいうと「GFX」シリーズ最小ボディーの「50R」と比べ幅が約12mm小さく、フルサイズ機のなかでも重量級のパナソニック「S1」シリーズと比べると小柄に感じる。中判デジカメにしては小型軽量ボディーだ。

アルミ削り出しの高級感があるボディー。サイズは148(W)×97(H)×70(D)mm、重量はメディア・バッテリー込で約766g。

 奥行もグリップ部の前後に幅はあるが、最薄部は27mm程度(実測)しかなく(ちなみに「50R」は最薄部約46mm)とてもスリムだ。またグリップは後ろ側にも大きく出っ張っていて親指の収まりがよく、おかげで安定して構えることができる。

ボディーはスリムなのにグリップは大きいので、ホールド感がすこぶる良い。オレンジ色のシャッターボタンも目を引く。

底面から見たボディーの最薄部は約27mmと一般的なミラーレス機と比べてもかなりスリムである。

 デザイン面でも、オレンジ色が鮮やかなシャッターボタンや、ポップアップ式のモードダイヤルなど国産カメラとは一味違ったこだわりが感じられる。

 記録メディアはUHS-Ⅱ対応SDカードのデュアルスロットを採用している。

モードダイヤルはポップアップ式で跳ね上げた状態でモード変更が可能で、押し込むとロックされて誤動作を防ぐ。

上面の製品名の下に刻印された「HANDMADE IN SWEDEN」の文字が誇らしげだ。

左側面上部がメディアスロット。下部はUSB(Type-C)やマイク・イヤフォン端子を備える。

 ただ実際に撮っていて気になったのが、夏場の屋外で長時間撮影しているとボディーがかなり高温になること。グリップを握った指から伝わる熱はおそらく体温よりも高く、EVFを覗こうとするとボディーの熱で顔面から汗が噴き出るほどだった。

 実は前モデルの発表会でも熱が気になったので尋ねたところ、アルミ削り出しのボディー全体をヒートシンク代わりに排熱をする設計なので、撮影には支障はないとのことだった。確かに通常のミラーレス機では熱でダウンしてしまうような真夏の炎天下でも、撮影不能になることは無かった(ボディーはとても熱かったが)。

ハッセルといえばレンズシャッター
日中ストロボも最強なのである

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