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NEC PCとマカフィーが考えるこれまでのパソコン、これからのパソコン

2019年09月11日 09時00分更新

文● 藤原達矢(アヴァンギャルド)

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テレワークの経験が反映されたLAVIE Pro Mobile

── プロユースの切り口で投入したマシンの代表例が「LAVIE Pro Mobile」ですね。軽量性と高性能を兼ね備えたモデルです。NEC PC/レノボグループでは、テレワークを積極的に行なっている印象がありますが、このようなモデルが出てきたのも、新製品の開発に社員の声が反映されているからでしょうか。

NEC PC 商品企画本部 商品企画グループ グループマネージャーの永井健司氏

永井 そうですね。特にこの機種では、社員自身の働き方に対する知見が、開発アイデアに活かされていると思います。弊社自身がテレワークを実践する中で、自宅での使いやすさや電車通勤に対する耐久性の重要性は痛感しています。反映したいアイデアもまだまだあるので、しっかり製品に反映していきたいと考えています。

── あえてお伺いしますが、スマホやテレビなど、あらゆるデバイスがパソコンと同じようにネットと繋がるようになり、さまざまなサービスを使える時代になっています。その中で、パソコンだからこそできることは何でしょうか。

森部 ご指摘の通り、今は多くのデバイスがインターネットに接続できるようになり「スマホがあれば十分」という人もいますが、大半の人はパソコンやスマホ、タブレットなどを使い分けています。「仕事では画面の大きいパソコンが手放せない」とか「資料作成にはキーボードが必須」といった理由で使い分けている人に対して、今後もパソコンの進化や便利なポイントを提案していきたいです。

日本人はセキュリティ対策を、ウィルス対策のみだと思いがち

── パソコンの歴史や将来の展望について確認したところで、セキュリティに関する話も伺わせてください。マカフィーのアンチウイルスソフトがパソコンにプリインストールされるようになったのは20年くらい前からと聞いています。当時から現在までのセキュリティ分野を総括していただけますか。

マカフィー コンシューママーケティング本部 執行役員 本部長の青木大知氏

青木 マカフィーは1987年の創業です。日本の市場を振り返ると、パッケージされたアンチウイルスソフトが初めて登場したのは1991年です。当初は、90種類程度のウイルスに対応できるソフトでしたが、Windowsの登場を機に、家庭でもインターネットに接続するようになり、メールなどを通じてウイルスが拡散するようになると、パソコンに向けたセキュリティ対策の必要性が大きく広がりました。マルウェア対策に加え、メールのフィルタリングやファイヤーウォールといった対策も求められるようになり、セキュリティ対策ソフトの機能も段階的に増えていきます。現在では、お子様が安心して使えるペアレンタルコントロールや、金銭的な被害を防ぐランサムウェアの対策も追加されています。

── NEC PCさんが分類する4カテゴリーに対してはどのようにアプローチをしていきたいと思っていますか?

青木 NEC PCさんがカテゴリーを分けてパソコンを提供するように、われわれもニーズが異なるお客様に対して最適な製品を開発する必要があると思っています。現在では、セキュリティに求められるニーズや対策方法がカテゴリーごとに細分化していると感じています。例えば、ゲームをする人の中には「重くなるからインストールしたくない」という方もいますし、お子様向けのフィルタリング機能がデフォルトで設定されているスマホを買っても親御さんが煩わしくて解除してしまうといったケースもあります。

 例えば、ゲーム分野では、パフォーマンスの維持とセキュリティ対策を両立するゲーマーセキュリティの検証をしています。家族で使うケースに対しては、親御さんの支持を得られる製品を開発する必要があるでしょう。

 また、大企業ではVPNを整備したり、クラウド向けのセキュリティ対策を進めるといった対応もしっかりしていますが、日本企業のほとんどは中小企業で、大半はIT管理者を置いていません。働き方が多様化する中で、パソコンやスマホを含めて包括的に守れるソリューションをIT管理者なしでも運用できるようにする必要があると思っています。

── そもそも日本人のセキュリティに対する意識は海外と比べて高いのでしょうか?

青木 セキュリティ対策を「ウィルス対策」と表現するのであれば、日本は高い方です。海外では無料のソフトを使えば十分と考えている人も多いですが、日本人は約8割が有償ソフトを導入しています。しかし、セキュリティの中でも「個人情報の保護」や「プライバシー」の観点になると感度が極端に下がってしまいます。マカフィーが実施した調査で「個人情報は誰が守るか」という質問には、およそ半数の人が「政府」と回答し、「自分で守る」と答えた人は、わずか20%程度でした。

── 個人情報に対する感度が低い理由は何だと思いますか?

青木 スマホや関連サービスなどが登場してインターネットを使う環境が急激に変わっているので、教育面がまだ追いついていないと思います。とりあえずウィルス対策をやっておけばいいと考えている人も多いですが、それだけではカバーできない部分をどのように啓蒙していくかが大切です。

── パソコンがコモディティ化すると言われて、20年ほど経ちますが、その中でパソコンに求められる機能や利用シーンが大きく変化しましたね。

森部 Windows 95の登場を機に「オールインワンPC」が流行りました。つまり「全部入り」です。マーケティングの観点で言えば、パソコンの普及期は「なんでもできる」という訴求軸が有効でした。幅広い層に向けてアプローチする必要があったからです。それから20年が経ち、パソコン市場が成熟した今では、利用シーンが多様化し、細分化しています。セグメントを区切り、各分野にフォーカスしていく必要があります。

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