バックカメラは標準装備でいいかも
付けて良かったものは「バックモニター+カメラクリーナー」であります。
シフトレバーをリバースに入れると、リアのカメラの映像が通称「マツコネ」、正しくはマツダコネクトのモニターに映るというもの。カメラ本体と、レンズの水滴をエアで飛ばすクリーナーがセットになった、パナソニック製の純正オプションであります。税込み価格5万円ちょっと。安いとは言えませんが、これはオススメです。
スポーツクーペは、どれを選んでも似たようなものですが、まず単純に後ろが見えにくい。幌なら開ければ解決するようなものでも、RFは常に屋根の後ろ側を背負った状態ですから、視界は変わりません。
くわえて、ボディーは四隅が丸く切り取られたスリッパのような形で、後ろに行くほど絞り込まれております。ドアミラーにリアの終端部は映らず、膨らんだフェンダーが見えるだけ。どのへんでボディーが終わっているのかが、なかなか掴みにくい。障害物があればセンサーは反応しますが、それがなにかわからないので、かえって不安になります。
そこでバックカメラであります。バックで駐車場に入れるときには、大変重宝いたします。どこでステアリングを切り、どこで止まればいいかがつかみやすい。これは慣れが解決するものでもありますが、そうでなければ事故のもと。
だからなのか、アメリカでは2018年からバックカメラは義務化されておりまして、あちらで売られているロードスター……と申しますかMX-5には、最初からバンパーにポチッと黒いものが付いております。これをカッコ悪いと見る向きもあるようですが、私は後付けにせざるを得ない日本仕様よりマシだろうと思いますねえ。
日本の純正オプションは、リアのナンバープレート直上に取っ付きます。ボディーに穴を開けて取り付けることになりますから、そこに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。よーく見ると、穴にはめ込んだカメラの台座が、少し浮き上がっていたりもします。
それでも、付けて良かった。視野角も魚眼のように広いし、夜間の視認性もバックランプに照らされてまずます。あまりレンズクリーナーの効きはよくありませんが、そんなに汚れるものでもないので、気になったら手で拭えば済みます。
このバックカメラを付けて良かったと思う理由が、もうひとつございます。
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