G-Tuneブランドからリーズナブルなゲーミングマウスとヘッドセットが登場、BTOで選択可能に
144Hz17.3型ゲーミングノートPCとG-Tuneマウス&ヘッドセットで高コスパゲーム環境を構築
「NEXTGEAR-NOTE i7941SA1」の性能をベンチマークでチェック
最後に、NEXTGEAR-NOTE i7941SA1の性能をいくつかのベンチマークソフトで計測してみよう。
まずはCPU性能を計測する定番ベンチマーク「CINEBENCH R15」および「CINEBENCH R20」の結果だ。どちらのソフトでも、マルチスレッドテストおよびシングルスレッドテストのスコアーを計測している。
CIENEBENCH R15では、マルチスレッドテストのスコアーが1214cb、シングルスレッドテストのスコアーが186cbと、6コア/12スレッド動作のCPUらしく高い性能を発揮できていることが分かるだろう。CPUの性能次第ではGPUが十分な処理能力を発揮できないこともありえるが、「Core i7-9750H」に関していえば、そういった心配はほとんど必要ない。
CIENEBENCH R20のスコアーは、マルチテストが2692pts、シングルテストが457pts。CINEBENCH R20はメニーコアなCPUを想定したテストであり、基準となるポイントこそ違うもののCINEBENCH R15と基本的な傾向は変わらない。
続いて、ストレージ系のベンチマークも確認してみよう。定番の「CrystalDiskMark 6.0.2」では、データサイズ1GiB、テスト5回の条件で計測を実施。いずれの値もSATA接続のSSDとしてはインターフェースの限界に迫る速度が出ており、実際の使用ではスムーズなデータ転送が行なえる。とはいえ、近年のAAA級のゲームタイトルを複数インストールする場合、速度ではなく保存容量に不足を感じる可能性がある。不安ならBTOメニューでストレージを追加するといった対策をしておくといい。
次にゲームなどの3D描画性能を計測する「3DMark v2.9.6631」のスコアーを見てみよう。計測はDirectX 12系テストの「Time Spy」プリセット2種、DirectX 11系テスト「Fire Strike」プリセット3種で実施した。
内部的にWQHD解像度で描画される「Time Spy」や「Fire Strike Extreme」でも十分に高いスコアーが出ており、フルHDの「Fire Strike」に関しては言わずもがなだ。本製品は搭載ディスプレーが144HzのフルHDディスプレーということもあって、メインとなるフルHD解像度でのゲームプレーに関しては、現行のほぼすべてのゲームで最高設定での高fpsプレイを満喫できると思われる。4K解像度の「Time Spy Extreme」「Fire Strike Ultra」のスコアーも特別悪いというわけではないが、画質と安定したフレームレートを両立させるのであれば、WQHDまでが限度だろう。
実際のゲーム系ベンチマークも見てみよう。やや重いタイトルである「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」では、画質を「高品質」に設定し、解像度別のスコアを計測した。
フルHD解像度では「快適」、WQHD解像度では「やや快適」、4K解像度では「普通」の判定が出ており、このレベルの重量級タイトルではフルHD解像度でようやく60fps超えでのプレーが視野に入ってきそうだ。FFXVクラスの描画負荷がかかるPCゲームは全体から見てもかなりの少数派なので、こういうタイトルもある、くらいの認識で構わないだろう。
最後に、人気MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を実施した。このベンチマークではフルスクリーンで設定できる解像度がディスプレーの最大解像度に準ずるため、最高画質・フルHDのみの計測としている。
スコアは10794で、判定は最高の「非常に快適」となった。高いフレームレートを出せるだけのポテンシャルをしっかり備えているため、ディスプレーの特性を最大限生かすのであれば、やはりフルHD画質でfpsを稼ぐのがよさそうだ。
競技系タイトル入門にも使いやすいミドルハイノート
据え置きで使える大画面ゲーミングノートPCの購入を検討しているなら、NEXTGEAR-NOTE i7941シリーズは実に魅力的な製品といえる。すでに何度か述べているが、メモリーやストレージ容量をアップグレードしたモデルもあるため、予算やゲームタイトルに合わせて選びやすいのも1つの強みだろう。
加えて、オプション購入できる周辺機器OPTICAL GAMING MOUSE GT20やG-Tune GAMING HEADSETは、どちらもゲーミングデバイスとして及第点のクオリティーであり、価格を考えれば十分にすすめられるものだった。マウスに関してはユーザーの好みも強く出るため一概にはいえないのだが、ヘッドセットに関しては、これ1台あればPCゲーム用途で困ることはそうないはずだ。
折しも、世間は長期休暇の期間中。この機会にゲーミングパソコンと周辺機器のセットを購入し、ゲームを満喫してみてはいかがだろうか。
試用機の主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i7-9750H(2.6GHz、6コア/12スレッド) |
グラフィックス | GeForce RTX 2070 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD(M.2接続、SATA) |
ディスプレー | 17.3型(1920×1080ドット)、リフレッシュレート144Hz対応 |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.0端子×2、USB 3.0(Type-C)端子、USB 2.0端子、HDMI端子、Mini DisplayPort×2、有線LAN端子、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅395.7×奥行263×高さ26.6mm/約2.6kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
(提供:マウスコンピューター)
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