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リーズナブルな価格ながらNVMe対応のM.2 SSDを採用

Ryzen 3 2300U搭載で4万円台、結構使える高コスパ15.6型ノートPC (1/3)

2019年08月07日 09時00分更新

文● 山口優、編集●八尋/ASCII

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「New Inspiron 15 3000」

 洗練されたボディーに充実したインターフェースを備え、光学ドライブも内蔵するデルの15.6型ノートパソコン「New Inspiron 15 3000」。その「スタンダードプラス」モデルはCPUにAMD Ryzen 3 2300Uを採用し、価格は5万738円からだが、ウェブ直販サイトでクーポンを利用すれば4万8201円からとなる(8月6日現在)。

 とてもリーズナブルな価格を実現しているが、性能面で不足はないだろうか。今回は各種ベンチマークテストを実施して、気になるパフォーマンスをチェックしてみた。

Ryzen 3 2300UとRadeon Vega 6グラフィックスを搭載

 エントリー向けのNew Inspiron 15 3000シリーズのなかでも、抜群のコストパフォーマンスを誇るスタンダードプラスモデル。その手頃な価格を実現するため、同モデルはプロセッサーにAMDのRyzen 3を採用している。

CPUは4コア/4スレッドのAMD Ryzen 3 2300U(2.0GHz/最大3.4GHz、4コア4スレッド)が搭載されている

 Ryzen 3 2300Uのライバルは、インテルのラインナップだとCore i3-8145U(2.1GHz/最大3.9GHz、2コア4スレッド)あたりになる。普段使いには十分なパフォーマンスがありそうだが、実際のところどうなのだろうか。そこで、ここではCPU以外の構成がほぼ同じ製品と比較しながら性能をチェックしてみた。両機種のおもなスペックは次のとおり。

試用機と比較機の主なスペック
スペック New Inspiron 15 3000の試用機 比較機
プロセッサー Ryzen 3 2300U(2.0GHz/最大3.4GHz、4コア4スレッド) Core i3-8145U(2.1GHz/最大3.9GHz、2コア4スレッド)
グラフィックス Radeon Vega 6グラフィックス インテルUHD グラフィックス620
メモリー 4GB 4GB
ストレージ 128GB M.2 PCIe NVMe SSD 128GB M.2 PCIe NVMe SSD
バッテリー 42WHr、3セル 42WHr、3セル

 まず、Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT)でパフォーマンスを評価してみたところ、両機種ともほぼ同じスコアで、グラフィックスのみ本機の方が0.5上回っている。

WinSATの結果

Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT)の結果
New Inspiron 15 3000の試用機 比較機
プロセッサ 8.9 8.9
グラフィックス 5.9 5.4
プライマリ ハードディスク 8.3 8.3

 続いて、ベンチマークソフト「CINEBENCH R15」を実行してCPUの性能をチェック。シングルコアのスコアはインテルの方が上回っているが、マルチコアはRyzenが圧倒している。マルチスレッド処理を行なうアプリだとそれなりに差が出そうだ。

CINEBENCH R15の結果

CINEBENCH R15の結果
New Inspiron 15 3000の試用機 比較機
CPU(マルチコア) 438cb 345cb
CPU(シングルコア) 111cb 154cb

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