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純国産スマホ「arrows」シリーズの高品質のヒミツを探る

2019年09月13日 10時00分更新

文● スピーディー末岡/ASCII編集部

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arrowsができるまで
ライン工程を見学

 スマホはラインでパーツを組み立てられてできあがっていく。そして最後には人の手によってパッケージに収められ、全国の販売店に旅立っていくのだ。

 まずは基板から。プラモデルのように1枚の中に数台分の基板があり、ロボットがさまざまな端子などをクリームハンダや接着剤で付けていく。工業用ロボットが見かけにそぐわないスピードでガンガン基板に載せていく姿は、人によっては「萌え」だろう。

 そして、クリームハンダを固めるために、高温のラインを通る。その後、パーツがしっかり装着されているかをチェックし、角度が違ったり、場所が違ったりすると弾かれるのである。

 次の工程はいよいよ1枚の基板から複数枚が切り離される。これもすべてオートメーションで、ロボットが淡々と作業をする。そして外観検査機を通ったら、電波を正常に送受信しているかのテストが待っている。

 その後はスマホのカタチをどんどん作っていく工程だ。ディスプレーとバックパネルを取り付け、FeliCaのアンテナやカメラ、イヤホンジャックなどが組み込まれてどんどんわれわれの知っているスマホになっていく。バックパネルのカラーのチェック、パッケージへの梱包などは人の手で行なう。この工程はロボットでもできないことはないのだが、きめ細かい部分は人の手のほうが良いようだ。

 工業用ロボットによるラインは、ほぼ正確に完成品が仕上がってくるが、ちょっとしたエラーが発生した場合や、感性が必要な部分など、人間が必要になる部分はまだ多い。

 arrowsシリーズやらくらくスマートフォンは、どちらかというとデジタルデバイスを得意としていない人に寄り添う端末だ。そういう人は、購入するモノに対してなによりも安心感が必要になる。日本のメーカーが、日本の工場で作っているという絶対的安心感。スマホのことはよくわからないけど、これを買っておけば間違いないだろうと選ぶ人は多い。それが富士通が培ったブランド力だ。

 「割れない刑事」と謳う自信と、愛されるメイドインジャパンのワケがこの工場にあった。

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