北海道津別町とふるさとチョイス、ふるさと納税を活用して相生鉄道車両塗装費400万円の資金調達を開始
株式会社トラストバンク
~ 地域の課題とその解決策を公開し、プロジェクトへの共感を得てクラウドファンディング型で寄附を募る「ガバメントクラウドファンディング(R)」を活用 ~
北海道津別町は、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)と本日7月22日から、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング(R)」(以下「GCF(R)」)において、相生鉄道公園の列車5両の再塗装を目的としたプロジェクトを開始します。募集期間は2019年7月22日~2019年8月31日(41日間)で、目標寄附金額は400万円です。
今回、北海道津別町が活用する「GCF(R)」では、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体は「GCF(R)」のプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いをもって、寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増加しており、今年6月に行われたお礼の品に係る法改正により、「GCF(R)」への関心は益々高まることが想定されます。
本プロジェクトの旧国鉄相生線は大正14年11月15日に美幌~北見相生間が開通し、昭和60年4月1日に赤字ローカル線として廃止されるまでの60年間利用されてきました。相生線は美幌と相生を結ぶ町の動脈として大きな役割を果し、最盛期には林産品や農作物などを満載した貨車が何十台も連なり、津別町の経済の発展に大きく貢献してきました。特に特徴的なのは、旧駅舎、職員官舎、共同浴場、広幅雪掻車、貨車、人力転車台跡など当時の景観が多く残っていることで、この鉄道遺産を「相生鉄道公園」として津別町が保存・整備を続けています。
しかし、近年は老朽化と腐食が進行しており存続が危ぶまれています。この全国的にも貴重なメモリアルパーク「相生鉄道公園」を後世に残すためにも、本年は塗装の剥げや錆が進行してきている列車5両を再塗装し美しい姿に甦らせることを目的に本プロジェクトを実施いたします。
本プロジェクトへの寄附金は、相生鉄道公園内の列車5両(ラッセル車1両、緩急車1両、貨車2両、客車1両)の再塗装工事費用として使わせていただきます。
本プロジェクトのお礼の品として、津別町で加工した経木を使用した「御礼状」、旧国鉄相生線の鉄道レールを切断した「記念レール文鎮」、「GCF(R)」用に作成した旧国鉄相生線の「鉄道看板マグネット」「木製レーザー鉄道ミニ看板」「トートバック」「ポストカード」、寄附者様参加イベント「仕上げの一塗り参加券」、津別産野菜セット、津別産牛肉のステーキ肉、宿泊券などを準備しております。
【寄附者様参加イベント 仕上げの一塗りについて】
◆日時:2019年9月22日(日)10:00~12:00
◆集合場所:相生鉄道公園(北海道網走郡津別町字相生83-1)
◆内容:貨車トラ74509の内装塗装
※資材等はこちらで準備しますので、汚れても良い服装でお越しください。
◆悪天候時の対応:雨天時等につきまして、中止とさせていただきます。
◆その他:参加券1枚につき、最大2名様の参加が可能です。
参加の場合は9月10日(火)までに、下記FAXかメールまで知らせください。
津別町役場商工観光係
FAX:0152-76-2976 メール:toukei@town.tsubetsu.hokkaido.jp
津別町長 佐藤多一のコメント
「今年は津別町が隣町の美幌町から分村して100年の節目となる年です。町の総面積の8割が森林である津別町は、林業と共に発展してきました。その発展に大きく貢献してきたのが旧国鉄相生線です。昭和60年3月31日の相生線最終日、7両編成の『さよなら列車』が超満員のお客さんを乗せて運行され、終点の相生駅ではさよなら相生線セレモニーが盛大に行われました。30年以上経った今までも、その光景は忘れられません。
その後、町民に長く愛された相生線の思い出を残すべく、鉄道レールを切断し『記念レール文鎮』を作成しました。町内はもとより、道内外から注文が殺到しました。今回、クラウドファンディングにご協力いただいた皆様へのお礼の品として、この『記念レール文鎮』を数量限定でお贈りさせていたくこととしました。
旧国鉄相生線の廃線後、津別町は鉄道のない町になりました。当時の面影が多く残る『相生鉄道公園』を次の世代への誇れる財産として大切に保存・整備を続けて行きたいと考えております。
どうぞ、皆様のご理解とご協力をお願いいたします」
「ガバメントクラウドファンディング(R)」とは
2013年9月にトラストバンクが提唱した仕組み。ふるさと納税を活用して、自治体がプロジェクトオーナーとなりクラウドファンディング型で広く資金を調達する。自治体は関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで多くの資金を調達し、寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。地域活性化には寄附金の使い道が重要であるとの考えなどから、2017年頃から関心が高まっている。「ガバメントクラウドファンディング(R)」では、自治体が地域の課題に対する具体的な解決方法、その解決施策に対して必要な寄附金、寄附金を集める期間などを提示する。
※ふるさとチョイスHP内「GCF(R)」サイト:https://www.furusato-tax.jp/gcf/
□■ 新事業の概要 ■□
◆プロジェクト名:相生鉄道公園の列車再塗装プロジェクト 相生鉄道の雄姿をよみがえらせる!
◆サイト運営会社: 株式会社トラストバンク
◆募集額:400万円
◆期間:2019年7月22日~2019年8月31日(41日間)
◆寄附金の使い道:相生鉄道公園内の車両5台の塗装費用
◆プロジェクトURL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/582
北海道津別町のふるさと納税の取り組みについて
津別町にご寄附をお寄せいただいた方へ、町の特産品である経木を使用した礼状を返礼品とともにお送りしています。返礼品については、地場産品を基本に地域資源を最大限に活用したものを提供できるように心がけており、いただいた寄附金については受入額やその活用状況も公表しています。今後も引き続きふるさと納税を通じて津別町を応援してくれる方々へ感謝の気持ちをこめて、創意工夫を凝らしながら取り組みを進めて参ります。
株式会社トラストバンクについて
2012年4月設立。2012年9月、ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を開設。同サイトは、約1億9,500万の月間PV数(2018年12月)、契約自治体約1,500自治体超(2019年7月)、お礼の品登録数20万点超(2019年7月)を有する国内最大のふるさと納税総合サイトに成長。2013年9月、ふるさと納税の制度を活用したプロジェクト型課題解決支援「ガバメントクラウドファンディング(R)」をスタート。2014年9月には有事の際にふるさと納税制度を通じて被災地を支援できる「ふるさとチョイス災害支援」の仕組みを立ち上げ、全国すべての自治体に無償でプラットフォームを開放。