Linux Foundation ボード、新しいチェアとバイスチェアに長期コミュニティ メンバーを選出
The Linux Foundation Japan
オープンソースを通じた大規模イノベーションの実現に取り組む非営利団体である Linux Foundation 6月20日 (米国時間)、長年にわたるコントリビューション、コラボレーション、デベロッパー アドボカシーの功績から新しいボードチェアに Nithya Ruff 氏、バイスチェアに Wim Coekaerts 氏が選出されたことを発表しました。
Linux Foundation は、長年にわたるコントリビューション、コラボレーション、デベロッパー アドボカシーの功績から新しいボードチェアに Nithya Ruff 氏、バイスチェアに Wim Coekaerts 氏が選出されたことを発表しました。すでにボードメンバーである2人は新しい役職に就くことで業界全体の Linux とオープンソース プロジェクトのためのスチュワード シップとサポートをさらに強化することができます。
オープンソースに対する Nithya 氏の情熱は 1990 年代 SGI で始まりました。それ以来、オープンソース開発とコントリビューションは彼女のキャリアの原動力であり、開発者とコミュニティ アドボカシー、多様なオープンソース コントリビューションに専念してきました。彼女は Western Digital のような会社にオープンソース プログラム オフィスを設立し、さまざまな会社のプロダクト マネージャーと開発者のチームを率いてワールドクラスの組み込み Linux ディストリビューションを構築し、数多くのオープンソース プロジェクトの創設チームに所属してきました。現在彼女は、Comcast のオープンソース プログラム オフィスの責任者です。
Nithya Ruff 氏は、次のように述べています。
「Linux Foundation ボードのチェアに選ばれ、グローバル オープンソース コミュニティと協力して新規またはすでに確立されたオープンソース テクノロジーの採用を促進することができ大変光栄です。オープンソースを支える企業と開発者のコンビネーションは、より強固で持続可能なオープンソース コミュニティを作ります。オープンソース開発にはエコシステムが必要であり、私はこの取り組みに奉仕する多くの人々と共に歩むことを幸せに思います。」
Wim 氏のキャリアの多くは、オープンソース コミュニティで Linux の企業採用を促進することに専念してきました。オラクルでエンジニアリング & 開発チームを管理してきた長い経歴の中で、Wim 氏は 15 年以上にわたり企業のすべての主要な技術開発の最前線に立ち、一方で Linux と Linux カーネルにコントリビュートしてきたパーソナルな経験は、Linux とその他のオープンソース プロジェクトにコントリビュートしはじめたばかりの開発者やテクノロジストのためのアドボケート兼アドバイザーとしての活動に導きました。
Wim Coekaerts 氏は、次のように述べています。
「Linux Foundation は、長年にわたりオープンソース コミュニティ内で多くの重要な仕事をしてきました。重要プロジェクトをまとめたり、開発者と企業をつなげたり、すべてのプロジェクトとプログラムを通じて重要なサービスを提供したり、Linux Foundation は持続可能なコミュニティのための一貫したスチュワードであり続けています。Linux Foundation の長期ボードメンバーとして、バイスチェアの役職に選ばれたことを誇りに思います。コミュニティとより緊密に協力していくことを楽しみにしています。」
Nithya 氏と Wim 氏は、ボード投票によりそれぞれの役職に選ばれました。
Linux Foundation のミッションは、オープン コラボレーションを中心に持続可能なエコシステムを構築し技術開発と産業での採用を加速させることです。オープン スタンダード、オープン ハードウェア、オープン データの構築にフォーカスしたコミュニティの取り組みにより支えられるオープン コラボレーション コミュニティを拡大します。また Linux Foundation は、オープンソース コミュニティの多様性の向上や、オープン開発コミュニティのセキュリティのためのプロセス、ツール、ベストプラクティスの作成にも取り組んでいます。