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ちょっとだけ雰囲気も変わる:

腕時計NATOストラップの変わった付け方

2019年07月15日 10時00分更新

文● モーダル小嶋/ASCII

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ミリタリーな雰囲気が魅力のNATOストラップ

 腕時計のベルトに「NATOストラップ(NATOベルト)」という、主にナイロンで作られた、引き通し式タイプのものがあります。

 最近ではダニエル ウェリントン(Daniel Wellington)やタイメックス(Timex)の時計などでよく見られるので、若い世代でも知っている人は多いでしょう。時計の愛好家、あるいは映画ファンなら、「007 ゴールドフィンガー」(1964年)で、ジェームズ・ボンドがロレックスのサブマリーナーに似たようなベルトを通していたことを記憶していらっしゃるかもしれません。

NATOストラップ。筆者私物

 1973年、イギリスの国防省は海軍用にストラップを導入しました。グレーで幅20mm(のちに18mmとなります)のナイロン製で、兵士たちが入手する際には、まずG1098("G10")という表に記入する必要があり、そのあとに軍の用品店で受け取る手順になっていました。

 イギリスはNATO(North Atlantic Treaty Organization、北大西洋条約機構)に加盟していたため、このストラップにはNATO加盟国の軍用品を管理するコード番号(NATO Stocking Number)が発行されていました。そこから“NATOストラップ”と呼ばれるようになったわけです。

 以上のような経緯から、NATOストラップのことを「G10ストラップ」と呼ぶこともありますし、現在ではG10ストラップの中でもイギリス国防省のコントラクターであるPhoenix社が制作しているものこそ“ホンモノ”である、とする人もいます。

 ちなみに、前述の「007 ゴールドフィンガー」が公開されたのは1964年で、劇中に出てくるストラップは、1973年に導入されたG10ストラップとは厳密には構造が異なります。

Image from Amazon.co.jp
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NATOストラップの一般的な付け方

ばね棒を付けた時計本体を用意しました

 さて、NATOストラップを時計に付けてみましょう。だいたいの腕時計は「ばね棒」でベルトが時計に固定されています。時計本体からばね棒を外し、時計に適合したサイズのストレートなばね棒を付けてから、ストラップを取り付けることになります。

 NATOストラップは2本のベルトで構成されていますが、長い方を上にして、時計本体の上部から下部へと、裏側にベルトを通します。

長いベルトと短いベルトが、端のほうで留められたような作りです。長いベルトを時計本体に通します
12時の方向から6時の方向に、写真のように通します
長いベルトに通すと、こうなります

 そして、下にある短いベルトの先端(キーパーが付いています)に長いベルトを通します。

短いベルトの先端にあるキーパーに長いベルトを通します
真横から見るとこんな感じ
これぐらいの位置に時計が固定されます

 時計本体を長いベルトに通し、さらに短いベルトに通すことによって、時計をストラップの所定の位置に保つ効果があるほか、ばね棒が1つ故障した場合でも時計が落下しないようになっています。このあたりは軍用品として採用されただけあり、実用的です。

あとは腕に巻いてバックルに通すだけ……なのですが、長いですね

 身につけるときは、手首に巻いてバックルで留めればよいのですが、NATOストラップの時計を初めて体験した人のほとんどが、「長すぎるのでは?」と思うのではないでしょうか。NATOストラップは服の上からでも着けられるように……というミリタリー的な発想があるため、だいたい長めにできています。

ほとんどの場合、長すぎて余ってしまいます

 そのままにしておくとすこし邪魔なので、端を折り込むことで解決します。どう折り込むかは完全に好みですが、筆者の知る限りでは内側にたくしこむようにする人が多いです。

先端を折り込んで、内側にしまうパターン
出来上がりはこうなる
外側に折り込んで、キーパーに通す人もいます。とくに正解はないようです

 さて、NATOストラップの時計を身に着けたとき、時計の正面から見ると、余って折り返した部分が12時の方向に見えてしまいます。これもNATOストラップの味なのですが、見えにくくする通し方もあります。

文字盤を見ると、12時の側に余った先端がぴょこんと。これをすっきりさせる方法があります

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