2歳児くんの保護者をしています盛田 諒です、こんにちは。東京・国際展示場で6月13日から東京おもちゃショー2019が開催中。せがまれる立場で最新のおもちゃを見てきました。
タカラトミーの空飛ぶお世話ペット「とんで!オウリー」に人だかりができていたり、なつかしの拳闘士がセンサーで無線化していたり、プラレール60周年記念モデルが出ていたり、日産GT-R50周年のアニバーサリートミカが出ていたりと気になる話題は多いのですが、今年の会場でとくに目立っていたのはプログラミング教育にまつわる知育おもちゃでした。
小学校でプログラミング教育が必修化される2020年を目前に控え、子どものうちからプログラミング的思考に親しめる知育おもちゃが会場内のあちらこちらで見られました。
シー・シー・ピーの「プログラムロイド アルクード」は背中のタッチパネルをなぞってボタンを押すとなぞった順番どおりに動くロボットおもちゃ。初級者向けで、教育とまではいきませんが「入力と実行」の考えは理解できます。4980円・6月発売。
アーテックの「アリロ」は、パネルの並べ方やボタンを押した順番で指令を与えて動かす丸い知育ロボット。音声やコントローラーで動かしたり、コースを描いて動かすなど合計6種類の遊び方ができるおもちゃです。1万9980円・7月発売。
学研ホールディングスの「ニューブロック プログラミング」は、ブロックおもちゃ「ニューブロック」をモーターで動かすもの。7色のパーツを組み合わせ、モーターを回したり、動作をくりかえしたり、命令を反対にしたりと複雑な命令を実行できます。1万5000円・発売中。
なお学研では昨年、「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」を発売しています。プログラミングカーは予測の3倍近く売れて、人気のあまり一時は欠品もしていたそうです。「昨年は少なかったですが、今年はライバルが多くて」と担当者は話していました。
ソニーもロボットトイを出しています。「toio」は、おもちゃやブロック、工作物と組み合わせてさまざまな形に姿を変えられるおもちゃ。1万6980円・発売中。
バンダイは機動戦士ガンダムに登場する「ザクII」のキットを組み立てながらロボティクスやプログラミングを学べる学習教材「ジオニックテクニクス」を展示していました。17個のサーボモーターで複雑な動きが可能です。中学生以上が対象で、今年10月から受講開始予定です。価格未定。
一方、セガトイズの「ワンダフルチャンネル」は、自分の姿をテレビに映して遊びながら英語を学ぶ知育ゲーム機。プログラミング教育と双璧となる幼児期からの英語教育をねらいとした知育おもちゃという位置づけです。1万3000円・6月発売。
こういった形で、今年の東京おもちゃショーはIT化やグローバル化といった時代の流れを反映するおもちゃがたくさん並んでいた印象がありました。バンダイのブースには、YouTuberのヒカキンさんになりきれるおもちゃ「だれでも動画クリエイター!HIKAKIN BOX」も並んでいました。4298円・8月発売。これも時代の流れですかね。ブンブン。盛田 諒でした。
●東京おもちゃショー2019
主催:一般社団法人 日本玩具協会
共催:東京都
会期:2019年6月13日〜16日
会場:東京ビッグサイト 西展示練1〜4ホール
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。2歳児くんの保護者です。Facebookでおたより募集中。
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