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業界人の《ことば》から 第347回

JEITAがIT企業の業界団体から変化している背景とは

2019年06月14日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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CEATECに見るJEITAの変化

 「JEITAは従来型の業界団体から、共創を実現する課題解決型のプラットフォームへと変化しつつある。電子部品や電子デバイス、電子機器、ITソリューション、サービスに留まらず、それらを中核として、ほかの製造業やサービス産業を含む、あらゆる産業をつなげるプラットフォームとしての役割を担うことになる」とし、

 「いま、日本が目指しているSociety 5.0の世界は、あらゆるものがインターネットを通してつながり、データを共有することで、多くの人が積極的に価値創造に参画し、自分に合ったライフスタイルと幸せを実現できる社会である。JEITAには、このプラットフォームを構築するうえで、なくてはならない企業が集結しており、まさにSociety 5.0を支える業界団体と言っても過言ではない」と宣言した。

 ここ数年、CEATECにはさまざまな業界の企業が参加することが話題を集めており、昨年のCEATEC JAPAN 2018では、ローソンやコマツ、三菱UFJ銀行などのブースに多くの来場者が訪れた。これはCEATEC主催団体の1社であるJEITAの変化が、そのまま反映されたものだといえるだろう。

CEATEC JAPAN 2018のオープニングセレモニー

 「JEITAは業種、業界を越えて社会課題に向き合う課題解決型の業界団体へと変革を進める。ITとサービスが一体となることで新たな価値を生み出し、地域活性化や安心・安全なスマートホームの実現に向けた取り組みなどを加速させる」と意気込む。

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