DOGの服を着て幸せそうなチロ
先日、チロを引き取ったおばあさまのお宅へ遊びに行ってきた(長い前置きだった。すまぬ)。おじゃましまーすとおうちへ入ると、なんと「DOG」と背中に書かれた服を着たチロがそこに! いつの間に犬になったんだ。
チロは長年首筋から胸元が痒いのか爪でボリボリ掻く癖があって、いつもそこだけ毛が抜けて傷ついていたのだ。これは2009年の写真。胸元に注目。この頃はまだ肌が見えている程度で済んでいた。
その後徐々に良くなったり悪化したりを繰り返し、見た目的にアレなので写真は載せないけど、ちょっと心配ではあったのだ。おばあさまも公園から引き取って室内飼いにして環境を変えたら治るのではないかと思っていたそうだが、家に連れてきても症状は変わらず。獣医に診てもらっても快方に向かわず、とりあえず掻いても傷つかないよう犬用の服を着せてみたらこれが当たり。
当人(いや当猫か)は意外に嫌がらず、ときどき掻いても服越しなので傷つかないってことでこうなってる次第なのだ。にしてもまあ、DOGとでっかく書かれた服を着てる猫っておかしすぎる。
かくして、公園時代晩年はやさぐれたのか、怖い顔で警戒されたりしてたのだが。
室内猫になって落ち着いたのかまたかつての人なつこいチロに戻り。
そしてときどきキャットタワーに上って、外を恋しそうにみつめるのであった。
子供の頃、公園に捨てられたと思われる猫がそこで成長し、ネコ好きの方に引き取られて一生を終えそうだ、というよい話でした。
さて、では公園に残されたパンダはどうなったかというと、それはまた別の話。ではまた。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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