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チェコ共和国政府観光局がPRに協賛

リアルな中世&チェコの空気感を堪能「キングダムカム・デリバランス」完成発表会

2019年06月19日 18時00分更新

文● 齋藤直樹 編集●ASCII編集部

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ステージ挨拶をする開発&ローカライズチーム。左からWarhorse Studioのトビー氏、DMM Gamesの鈴木 瑛美瑠氏、松本 卓也氏。トビー氏の発言は瑛美瑠氏によって逐一通訳されていた

 2018年2月に海外で発売されたオープンワールドRPG「キングダムカム・デリバランス」は、モンスターも魔法もない現実の中世ヨーロッパの世界を、徹底的な時代考証で忠実に再現し、高い評価を得ているタイトルだ。本物の中世体験が味わえるこの大作、日本語版の制作が進んでいたのだが、ついにローカライズが完了したとのことで、去る5月29日、完成発表会が催された。場所はなんとチェコ大使館! チェコ政府観光局もコラボでキャンペーンを展開しており、本場チェコビールも振る舞われた発表会の様子を詳しくお届けしよう。

中世の空気を肌で感じるゲームの様子がスクリーンに映し出される!

 「キングダムカム・デリバランス」は、中世ボヘミア――現在のチェコ共和国プラハ近辺にあたる地域を舞台にしたRPGで、開発会社のWarhorse Studiosもチェコの会社となる。そのため、チェコ共和国政府観光局がPRに協賛しており、その関係で今回のイベントもチェコ大使館で開催する運びとなった。

 ゲームの舞台となったチェコの魅力も同時に広く伝えたいとの意図もあり、イベントにはメディア関係者に加え、SNSから応募して抽選を勝ち取った20名の一般参加者も招待。まずは、ステージにてDMM Games「キングダムカム・デリバランス」日本語版プロデューサー松本 卓也氏とローカライズ担当の鈴木 瑛美瑠氏、そしてチェコから来日したというWarhorseのトビアス・シュトルツ=ツヴィリング氏(以下、トビー氏)によるトークショーから始まった。

スクリーンには実際のゲーム画面を撮影した動画が映写され、トビー氏の解説により、映像に即して「キングダムカム・デリバランス」がどんなゲームなのかが詳しく紹介された

 「キングダムカム・デリバランス」の戦闘システムは、史実を元にした実際の剣技に即している、とトビー氏は説明する。弓を使っているときもHUDが表示されなかったり、全身6ヶ所の部位のそれぞれに当たり判定があったりと、細かい所までリアリズムにこだわって制作されているようだ。敵NPCのAIも現実感があり、状況によっては降伏してきたりすることもある。降伏した敵に対して、命だけは助けるか、とどめを刺すか、自由な選択がプレイヤーに委ねられ、その結果が後の出来事に影響を与えていく。

ゲームのスクリーンショットと、同じアングルで撮影された写真の比較。言われても見分けが付かないほど「同じ場所」だ

 オープンワールドマップは1403年当時のボヘミアを16km×16km四方に再構築したもので、建物も城や教会などすべて実際の歴史文献から再現されているので、中には現存しているものもあるとのこと。町にはそこに暮らすNPCが配置されているが、ただ突っ立ってメッセージを伝えるだけではなく、それぞれに仕事を持っていて日々のスケジュールに沿って実際に生活するかのように動いている。

画面が暗くてわかりにくいが、目を覚ましたらやっかいなので、あらかじめ家人を昏倒させようとしているところ。犯罪以外の何ものでもないが、それが出来てしまう自由度がある

 NPC相手に盗みを働くこともでき、スクリーンでは酒場の酔客から鍵をスリ取り、相手の家へ忍び込んで、チェストから物品を強奪する様子が紹介された。その後衛兵を呼ばれてしまうのだが、戦闘をすると町での行動を制限されるので、交渉で解決したりしていて、とても自由度が高いことがうかがえた。

装備も正確な時代考証に基づいて設定されている。「私たちは炎の鎧レベル15といったものは作っていません」とトビー氏

 武器や盾、鎧といった装備も実際に歴史上に存在したものを再現していて、頭部に4ヵ所、上半身に6ヵ所、下半身の4ヵ所の装備スロットを持ち、実際に中世の鎧がそうであったように、服の上に鎧を着てコートを羽織るといった重ね着をするようになっている。さらに、着ているものによって、人々と会話をするときの態度にまで影響し、実際にその時代を生きているような没入感を実現している。

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