COMPUTEXで開発者に直撃取材
今年のSilverStoneは注目の新製品が目白押し!
2019年06月06日 14時00分更新
マザーを逆さまに取り付ける
変わったMicro ATXケース
マザーボードを逆さまに取り付ける珍しい構造のMicro ATXケースが「RL08」だ。ブロアーファンから吸気してブラケットから排気するリファレンス・デザインのビデオカードを効率よく冷却するために開発された。
新鮮な空気をビデオカード直上から取り入れ背面に排気する、外排気式のビデオカードに優しいエアフロー設計となっている。CPUは、前面ファンが吸気したエアーを背面から排気する。ビデオカードとCPUを別々のエアフローにすることで空冷でもよく冷えるようにしたとTony氏は語る。
なお、展示機のフロントパネルに搭載された液晶ディスプレーは、製品版には搭載されない。これは、液晶に情報を表示させたりファンの制御が可能になるASUSのコネクター規格「ASUS NODE」をデモするために、特別に取り付けられたもの。
PCケースに取り付けられた小型の液晶ディスプレーは、USBなどを介さず、マザーボードのASUS NODEコネクターとケーブル1本のみで接続されている。SilverStoneはASUSと協力し、ASUS NODE対応のPCケースを現在開発中とのこと。
強化ガラスを採用する
HTPC向けのMini-ITXケース
HTPC向けのMini-ITXケースが「SG14」だ。これまでSGシリーズ(キューブ型のMini-ITXケース)は水冷クーラーの搭載が難しかったが、このケースでは簡易水冷クーラーをラジエーターを含めケース内に搭載できるよう設計されている。
キューブ型のMini-ITXケースにしては珍しく強化ガラスを採用する。ただし、側面を強化ガラスにすると熱がこもってしまう可能性があるので、製品版ではスチールパネルになるかもしれないとのこと。パフォーマンスを犠牲にしてもガラスにするか、それともしっかり排熱できるスチールにするか、多方面の意見を聞きつつ検討していくそうだ。
ベイ数は5インチ×1、3.5インチシャドウ×1、2.5インチシャドウ×1で、サイズは270(W)×354(D)×195(H)mm。カラーはシルバーとブラックの2色を展開する。開発中のため発売日は未定だが、80ドル前後での販売を予定している。
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