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SUPER GT 2019 GT300クラス観戦記 第2回

令和最初のSUPER GT GT300クラスを制したのはGT-R!

2019年05月22日 18時30分更新

文● 栗原祥光 撮影●加藤智充

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 4月13日~14日に岡山国際サーキットで開幕した今シーズンのSUPER GTシリーズ。しかし決勝レースは強い雨のため序盤からクラッシュが続出する大荒れの展開。4度のセーフティーカー導入、2度の赤旗、そして31周で赤旗中断により、GT500クラスは8号車(ARTA NSX-GT、野尻智紀/伊沢拓也)が、GT300クラスは96号車(K-tunes RC F GT3、新田守男/阪口晴南)が開幕戦を制した。すっきりしない形で終わった開幕から約1ヵ月。10連休のゴールデンウィーク期間中に富士スピードウェイで開催されたSUPER GT第2戦「2019 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE」を制したのは一体誰か。令和最初のウイナーは誰に輝くのか。GT300クラスを中心にお伝えしよう。

予選は快晴! 今季から初参戦の56号車がポール

 好天の中で行なわれた5月2日の予選。GT300クラスは全29台によりポールが争われた。予選1回目で好タイムを出したのはマザーシャーシ勢。前戦で大破するもののアップガレージの助けを借りて復活した25号車(HOPPY 86 MC、佐藤公哉)が「1分37秒142」をマークすると、2号車(シンティアム・アップル・ロータス、加藤寛規)で「1分36秒566」でトップに浮上。5号車(ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号、坂口夏月)も3番手タイムに入ってくる。

 ここに割って入ったのが、今年、スーパー耐久シリーズからステップアップしてきた56号車(リアライズ日産自動車大学校GT-R、サッシャ・フェネストラズ)。2番手タイムに入った。いっぽう、今年注目チームの一つ、720号車(McLaren 720S、アレックス・パロウ)がGRスープラコーナーの立ち上がりでコース外走行(4輪脱輪)があり、該当タイムが抹消。18番手でQ1敗退となった。

 予選2回目はマザーシャーシvs国産GT3勢の雄であるNISSAN GT-Rとの闘い。11号車(GAINER TANAX GT-R、平中克幸)が「1分36秒501」とトップに立つと、56号車が残り5分でコースレコードに迫る「1分35秒841」でタイム更新。25号車(HOPPY 86 MC、松井孝允)が「1分36秒069」、5号車が「1分36秒080」をマークするも、56号車には届かなかったが2番手・3番手につける。

 ここに前戦の岡山で追突され大きく破損した360号車(RUNUP RIVAUX GT-R)が続く形となった。結果、ポールは56号車、2番手は25号車、3番手に5号車。以下、 11号車、360号車と続いた。

 4号車(グッドスマイル 初音ミク AMG)は6番手に入った。注目車種で、前戦岡山にて大きく損傷しフレーム交換となった33号車(エヴァRT初号機 X Works GT-R)は15番手、Vtuberを車体に描いた9号車(PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE)は25番手に入った。

 いっぽうGT500クラスは23号車(MOTUL AUTECH GT-R)が開幕2戦連続となるポールを決めた。松田次生が予選1回目をトップタイムで突破すると、2回目ではロニー・クインタレッリが富士スピードウェイGT500クラスのコースレコードを大幅に更新する「1分26秒871」を決めた。

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