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新車を買った情報2019 第16回

マツダ ロードスターRFの純正タイヤとスタッドレスの差を調べてみた

2019年05月18日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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低い速度域では排気音が最高

 郊外の一般国道にやってまいりました。制限速度である時速60kmで走った際の騒音でありますが、POTENZAは65.6デシベル。同じ区間をBLIZZAKで走ると67.3デシベル。差の1.7デシベルは、音量の差にして1.2倍ほどであります。

 POTENZAは「ザーッ」という音程をともなわないノイズが主な成分ですが、BLIZZAKはこれに「ヒーン」という特定のピッチをともなう成分が含まれております。これは細かく切られたサイプによるパターンノイズで、気になると言えば気になりますねえ。

 時速60kmのエンジン回転は、6速で1500回転ほどでして、この速度域でロードノイズとともに侵入してくるのは、積極的に聞かせるようチューニングされているらしい、低い排気音であります。

 人によって好みはあると思われますが、母音の「イ」のスペクトラムに収束する乾いた排気音は、私、大好物でありまして、このアンビエントノイズに包まれたいがために、わざわざ遠回りして帰ることもしばしば。

 ちなみに、同じBLIZZAK VRX2を履いた10年落ちのヴィッツが、同じ区間、同じ速度で平均60.8デシベルでした。ですからロードスターの車内がうるさいのは間違いありません。排気音が心地良いなどと言っているのは、おそらく運転している人間だけであります。

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