充実した性能や使い勝手の良さが魅力的
Core i7とMX150で光学式ドライブも、マルチに活躍する11万円台15.6型ノートPC
エッジの効いたデザインを採用した、シルバーグレーとブラックのボディー
ボディーデザインは、近頃のパソコンにしては鋭角的で、エッジが立っている。最近のノートの傾向として、エッジになだらかな丸みをつけて、どことなく柔らかい印象を演出する流れはひと段落し、狭ベゼルを活かしボディーを必要最小限のサイズに収めるために、ほとんど真四角の鋭角的なデザインが増えていると思う。
m-Book N510BD-M2S2の場合は、特別ベゼルが狭いというわけではないため、意図したかは不明だが、そうした、最近のノートらしい雰囲気もあり、またデザイン面に大きなクセもないため、多くの人が気に入って使えるのではないか。
質感は、トップカバーとパームレスト、キーボードフレームの部分はシルバーグレー、ベゼルやボトムケースはブラックの樹脂の素地といった構成で、硬質な感じを受ける。
大きな特徴はないともいえるのだが、どこにでも溶け込める、さりげないデザインは好印象だ。あえて変わったところをあげるとすれば、電源ボタンがチーズケーキのような細長い二等辺三角形で、キーボードのラインに合わせて配置してある。この工夫により、ただ丸い電源ボタンが配置してあるのとは異なり、どことなくスマートな印象を与えている。
打鍵感は良好! トラックパッドもちょうどいい感度で使いやすい
m-Book N510BD-M2S2のキーボードの打鍵感は良好。キーピッチは18mm、ストロークは1.8mmと標準的で、さまざまなノートパソコンからの乗り換えでも違和感は起きにくいと思う。
多少遊びがあって、滑らかにタイピングできるキーボードで、配列もごく標準的なので、迷いなく使えるだろう。サイズを活かして10キーも搭載している。モデルによっては特定のキーとキーのあいだのみ隙間を大きく開けているケースもあるが、本機の場合は、すべてのキーとキーの隙間は等間隔で、スペースを最大限活用している。
トラックパッドは左右クリック独立式のタイプ。こちらも感度は良好で、使いやすい。トラックパッドが広めのノートも増えてきているが、m-Book N510BD-M2S2は平均的なサイズ。最近、個人的にトラックパッドの大きいノートの乗り換えて感じたことだが、このくらいのサイズがもっとも取り回しがいいように思える。
手が特別大きい人は別として、ホームポジションに手を置いたまま、親指で操作して思う位置にカーソルを移動させようと思うと、実際に使うのは、トラックパッドのごく限られたポイントのみになるのだ。
キーボードは広めにとってあって、トラックパッドは、少し細めのパームレストにさりげなく置いてある。この昔ながらのバランスは、やはり操作しやすい。
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