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蝶の羽からヒントを得たシャープの扇風機が登場

2019年03月26日 18時30分更新

文● 金子麟太郎 編集●ASCII編集部

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 シャープは羽根の設計にこだわったDCモーター搭載の扇風機「PJ-J3DG」を4月18日に発売する。市場想定価格は3万円前後を見込む。

 新モデルでは、シャープ独自のネイチャーテクノロジーを搭載している。これについてシャープは「長い年月かけて進化を遂げてきた自然界には、合理性や効率性がたくさんあり、そこからヒントを得ることで、人の健康や生活環境に役立つテクノロジーを生み出せる。」と説明する。

 シャープの扇風機については「最大風量の領域でもっと強い風も欲しい」というユーザーからの要望もあり「効率よく風を捉え、心地よい風を送り出す」扇風機を目指した。

 新モデル最大の特徴は、7枚羽で21枚相当のムラの少ない滑らかな風を送ることが可能なこと。従来モデルに比べて省エネ効果も向上している。

 シャープは、アサギマダラ蝶とアゲハ蝶の羽根、さらには羽根の筋に着目し、これらを扇風機にも応用できると考えた。

 アサギマダラ蝶は「なめらかでやさしい風を実現」、アゲハ蝶は「なめらかな風に加えて風速をアップする」効果があると言う。

 蝶の羽根には、太い一本の脈が前縁部にあり、それと交差する方向に、複数本の細かい筋状の脈がある。特に大型の蝶は、大きな羽根をゆっくり動かして飛躍する。高速で羽ばたかず、一度にたくさんの風を捉えて効率よく飛ぶことができる。

 シャープがここまで扇風機の羽根にこだわる理由は、効率よく風を送る省エネ効果だけではない。扇風機の風は長時間あたると「だるさ」を感じる。体の表面から水分が奪われ、血流が悪くなる。そうすると、手足の先が冷えてしまい、老廃物も出にくくなり、体全体に悪循環がでる。

 羽根以外の特徴としては、生乾きやタバコによる臭いを消臭する効果や、33段階の風量調節ができる機能を搭載している。

 価格については悩んだと言う。扇風機の市場全体については、エアコンが普及していることもあり、機能を詰め込んだ高い扇風機は売れないようだ。「風が当たればそれで良い」という意見もあり、数千円前後の安いモデルを求める人が多い。

 扇風機のが最も売れたのは、震災の影響で計画停電をした2011〜2012年。エアコンよりも消費電料が少ないことからも扇風機が売れた。

 新モデルの価格は3万円台と、扇風機としては高価だが、これには「大家族で長期的に使って欲しい」というシャープの狙いもある。機能や価格については市場全体を見ながら見極めたいと話した。

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