フランス生まれのコスパ最高スマホ
Wikoの「Tommy3 Plus」をレビュー
今回紹介するスマートフォンは、Wikoの「Tommy3 Plus」だ。Wikoはフランス・マルセイユで発祥したモバイルベンチャー。西ヨーロッパでは出荷台数シェアのトップ5に入る国が多く、現在は世界35ヵ国に展開。国際的な展示会などでも存在感を強めており、一定の成功を収めているメーカーと評価していいだろう。
Wikoが日本に参入したのは2017年の2月。1万4800円(税抜)のSIMフリースマホ「Tommy」を発売した。同年11月に大画面モデル「View」をリリースし、2018年2月にはNTTレゾナントの“gooのスマホ” として「g08」がリリースされたが、いずれも業界が注目するほどの販売実績を上げることはできなかった(と、筆者は認識している)。
今回のTommy3 Plusは、Wikoブランドとしては1年以上のブランクを空けての第3弾。g08からも約1年が経っている。筆者もそうだが「Wikoは事実上撤退したのかな?」と思っていた人も少なくないだろう。ところがどっこい、日本市場をあきらめていなかったWikoの新モデルがTommy3 Plus。2年前に発売したTommyの後継機にあたり、市場想定価格は同じく1万4800円(税抜)だ。
ディスプレーの画質は上々
ディスプレーは5.45型で、アスペクト比は18:9。解像度はHD+(720×1440ドット)だ。数値だけを見ると、いかにもローエンドという印象だが、実際に使ってみると、画質には不満は感じなかった。むしろ、このくらいのサイズならフルHDでなくても視認性に支障はない。
本体の右側面に電源ボタンと音量ボタンを配置し、上部にイヤホンジャック、底部にUSBポートという標準的な仕様。エントリーモデルらしく、USBポートはType-Cではなく、旧来のmicroUSBだ。

この連載の記事
-
第558回
スマホ
手のひらサイズでサッと開く!モトローラ「razr 60」を使って感じた驚きの軽さと操作感 -
第557回
スマホ
「ハッセルブラッドウルトラクリア」で撮る世界に感動! OPPO Find X9シリーズは爆速快適に写真を撮りまくれる -
第556回
スマホ
世界初の「水冷」搭載ゲーミングスマホ「REDMAGIC 11 Pro」を日本上陸前にチェック! -
第555回
スマホ
プロ級撮影 × 超速ゲーム! 「Nubia Z80 Ultra」がもたらすハイスピード革命 -
第554回
スマホ
AI機能も強化のOPPO「Find X9」は特大バッテリーに高画質カメラを搭載! 日本上陸が待ち遠しい! -
第553回
スマホ
「Xiaomi 17 Pro Max」はiPhone 17 Pro Maxのようでサブ画面まで! ケースを付ければゲームも! -
第552回
スマホ
超人気ファンタジードラマとガチコラボの「realme 15 Pro 5G Game of Thrones」レビュー -
第551回
スマホ
Pixelの大画面はどちらが正解? Pixel 10 Pro XLと10 Pro Foldを比較レビュー -
第550回
スマホ
2万円台で11型&90Hzの快適さ! 「OPPO Pad SE」は動画と日常使いに最適な万能ミドルタブだ! -
第549回
スマホ
新生FCNTの“本気”を感じる8万円台ハイエンド「arrows Alpha」がかなりイイ! -
第548回
スマホ
AIスマートグラス対決! HTC「VIVE Eagle」とシャオミ「Xiaomi AI Glasses」を比較した - この連載の一覧へ











