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セキュリティのプロに聞く安全にデジタルを満喫するコツ

新生活でデジタルをエンジョイするのに知っておきたいセキュリティの話

文●ASCII編集部

提供: キヤノンマーケティングジャパン

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はじめて子供にスマホやPCを持たせるなら親がセキュリティ対策を

──はじめての……といえば、この春から中学や高校に進学する、といったことを機に、自分の子供にスマホやPCを買い与える親御さんも多いと思いますが。

柄川「お子さんのデジタル機器利用は、親御さんにとって、いつでも連絡できるようになって安心が増す反面、依存が高くなったり、知らない間に重課金してしまうなど、心配の種も増えますね」

石橋「特に、子供は大人と違って、不意なポップアップに、よくわからないまま“はい”を押してしまいがちですから、マルウェア対策やセキュリティに関しても、親御さんがしっかりフォローしてあげる必要があると思います」

柄川「ESETでは、ペアレンタルコントロール機能を提供しています。PC版では、ユーザーアカウントごとにWebの閲覧制限を掛け、不適切なサイトへのアクセスをフィルタリングすることができます。また、Andoridスマホ向けには、『ESET Parental Control for Android』を提供しており、不適切なアプリの利用やWebサイトのアクセス制限を掛けることができます。また、ゲームアプリの利用時間制限を掛けたり、利用状況を親御さんがら確認することも可能です」

『ESET Parental Control for Android』。設定された時間を過ぎると、それ以上はゲームができなくなる

石橋「ゾーンアラートという機能も子供にスマホを持たせる親御さんに便利な機能です。あらかじめ指定したエリアに子供のスマホが入ったり出たりした際に、親の管理用スマホに知らせがくるという機能です。いわゆる安否確認の代わりになるものですが、子供が学校を出たとか、家に帰ったというのが職場にいながらでも通知されるので安心です」

『ESET Parental Control for Android』のゾーンアラート機能

──位置情報確認とは違うんですね?

石橋「子供といえども、常に位置情報を把握されるのは窮屈でしょう(笑)。いつも遊んでいる、通っている場所に、向かった、そこから離れたという情報がわかるだけで十分だと思います。もちろん位置情報確認の機能もありますが、これは常に見張るものではなく、どこかへスマホを置き忘れたり、時間になっても帰ってこず、緊急と判断した際に確認するといった使い方ができます」

柄川「位置情報確認機能としては、アンチセフトという機能もあります。これは盗難や紛失に備えるための機能で、端末の位置情報の確認から画面のロック、データの消去などを遠隔で行えるもので、機器の実被害や紛失した機器からの情報漏洩を防止する機能になります。このアンチセフト機能は、PC版、Android版どちらの製品にも提供しています」

ESETアンチセフトが動作していると、定期的に位置情報、デスクトップのスクリーンショット、カメラからの写真などが届くようになる

──では、子供のPCやスマホを管理する上で、親が心がけるべきことってなんでしょう?

石橋「管理するにしても、子供に利用時間制限をする、学校に行ったかどうか確認できると、あらかじめ伝えておいて、お互いが納得した上で利用することだと思います。先ほども言いましたが、子供といえども常に監視されていては素直に楽しめないと思いますから」

一人暮らし、転勤でネット環境を新たに構築する上で気をつけるべきこと

──ほかにもESETを導入することで減らせるリスクというのはありますか?

石橋「お話した以外の機能だと、ホームネットワーク保護機能というのもあります。これは、PCやスマホに限らず、IoT機器やルーターなど、家庭にあるネットにつながるすべての機器を可視化して管理できる機能です。特に、新年度になって、転勤や一人暮らしなどを始める方は、新たにネットワーク環境をつくってルーターなどもご用意されると思いますが、昨今ではこういったPCやスマホ以外の機器を狙ったマルウェアも増えています。こうした機器を狙ってくるマルウェアは、ルーターなどにあらかじめ設定されたIDやパスワードに用いられやすいワードを利用してログインし、乗っ取ってしまうというのが主な手口になっています。ホームネットワーク保護機能を利用すれば、自宅にネット機器を導入して、管理用のIDやパスワードが初期値のままだったり、その機器が不審な通信を行ったりしていた際にアラートを出してくれます」

家庭内のネット機器を可視化できるホームネットワーク保護機能

柄川「ESETは、従来の1ライセンス版と5ライセンス版に加え、3ライセンス版というラインアップができました。新たに導入したPC、スマホ、さらにタブレットなども利用されるといった方も、無駄なくご利用いただける製品ラインアップが揃ったと思います。セキュリティ意識をちゃんと身につけて、新たなデジタル生活を十分にエンジョイしていただけたらと思います」

(提供:キヤノンマーケティングジャパン)

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