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親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定第5回

不正アクセスが犯罪だと知らない子どもたち

わが子のSNSアカウント乗っ取り犯は近くにいるかも

2019年03月05日 09時00分更新

文● 高橋暁子 編集●アスキー編集部

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子どもがアカウントを乗っ取られる意外な理由とは?

なかなか止まないアカウント乗っ取り対策を伝授

 Twitterを検索すると、「アカウント乗っ取られました」「新しいアカウントはこちらです、フォローしてね」などと投稿している子が多く見つかることをご存知だろうか。

LINEアカウントが乗っ取られたというユーザーの書き込みは少なくない

 ID・パスワードの管理に意識が乏しい子、不正アクセスが犯罪だと知らない子は少なくないのだ。アカウントを乗っ取られる理由と共に、具体的な対策についてもご紹介したい。

リアル友人からの乗っ取りも多い子どもたち

 子どもたちの間でSNSアカウントを乗っ取るのは、友人・知人であることも多い。「ニックネーム」「誕生日」など友人がすでに知っている情報で、推測も容易な文字列をそのままパスワードに流用している例が多いためだ。他人のアカウントへの不正アクセスが犯罪だということを知らずに実行している子も少なくない。日常的に乗っ取りが行なわれているので、冒頭のツイートのような羽目に陥っているのだ。

 また、「無料でスタンプを送りたいからパスワードを教えて」などの口車に乗って教えてしまう例もあるようだ。基本中の基本だが、子どもには「パスワードは類推しづらいものにし、絶対に他人に教えないこと、使い回しはしないこと」という約束を取り付けておきたい。

 なお、犯罪者からのLINEのアカウント乗っ取りにつながる連絡も、LINE上の友だちのアカウントから届くことが多い。本物の友だちのアカウントから届くので信じてしまいそうになるが、普段と違うメッセージだったら注意が必要だ。

 「携帯番号教えて。4桁の認証番号が届いたら送ってね」などの連絡が届くと、素直にSMSに届いた認証番号を教えてしまう子が多い。言われた通り教えると乗っ取られてしまうので、子どもには「教えないように」と話しておこう。不審なファイルやURLは絶対に開かないというアドバイスを付け加えておきたい。

覚えておきたい、乗っ取られたときの対処法

 気をつけていても、乗っ取られてしまうことがあるかもしれない。そのようなときのために、子どもには対処法を教えておこう。

 いつもと異なる端末からLINEにログインした場合、「LINE」アカウントに「◯◯でLINEにログインしました。ログイン中の端末~心当たりがない場合は下記のリンクからログアウトしてください」というメッセージと同時にURLが届く。

LINEアカウントからのメッセージに注意

 自分が違う端末からログインした場合でも届くが、他人に不正ログインされてしまった場合もこのメッセージが届くようになっている。つまり、このメッセージが届いたら必ず確認することが大切なのだ。覚えがない場合は、すぐにURLをタップしてログアウトしよう。

 アカウントを乗っ取られたかもと心配になった場合は、「設定」→「アカウント」→「ログイン中の端末」とタップ。現在LINEにログイン中の端末が表示されるので、覚えがなかったら「ログアウト」をタップしてログアウトし、パスワードを設定し直すといいだろう。同時に、「ログイン許可」をオフにして他の端末からログイン出来ないようにしておくと安心だ。

「設定」→「アカウント」をタップ「ログイン中の端末」をタップ
覚えがなかったら「ログアウト」しよう

 もしログインできない場合は、問題報告フォームからすべてを記入して報告してほしい。

ログインできない場合は問題報告フォームから報告しよう

 SNS全般に言えることだが、アカウントを乗っ取られると周囲に迷惑をかける上、自分の評判を落としてしまったり、友だちとのやり取りやプライベートな写真などが流出してしまうことも。乗っ取り対策の必要性については必ず教えておきたい。

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著者紹介:高橋暁子

 ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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