石川温のPCスマホニュース解説 第32回
docomo withか店頭割引か、それが問題だ:
ドコモで安い「iPhone 7」「iPhone XR」どっちが買い?
2019年02月20日 09時00分更新
iPhone XRの割引販売が横行している 筆者撮影
2月19日、NTTドコモがdocomo withの対象機種にiPhone 7(32GB)を追加すると発表した。iPhone 7といえば、iPhoneで初めてFeliCaを搭載し、SuicaやiD、QUICPayが使える機種だ。また防水、防塵にも対応するなど、日本市場にとてもマッチした名機。そのiPhone 7がdocomo withで毎月1500円引きで使えるとはかなり魅力だ。機種代金は月額1782円の24回払い、総額4万2768円だ。
ただ、最近、街を歩くと、ケータイショップでやたらと高額な割引額が記載されたポスターが目立っている。
特に注目なのがiPhone XR。「一括ゼロ円」だったり「9万1800円割引」など、「当店独自キャンペーン」と称した割引販売が横行しているのだ。
「あれ、キャッシュバックとか高額な割引って規制されているはずでは?」
と思った人も多いだろう。
確かに総務省によってキャッシュバックや一括0円販売は規制されつつある。しかしそれはキャリアに対しての規制であり、販売代理店は対象外とされている。ケータイショップのポスターを見ると、一括ゼロ円の横に「当店独自キャンペーン」と書かれている。つまり、これは「うちのお店が独自にやっているキャンペーンであり、キャリアは関係ありませんよ」という「言い訳」みたいなものなのだ。
ただ、この状況を総務省は問題視しており、将来的には「販売代理店を届出制にしよう」という準備が進んでいる。まもなく国会で法整備が始まり、秋には施行されるのではないかと見られているだけに、こうした高額な割引で買えるのは今のうちだけになりそうだ。

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