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生産終了品の補給部品製造に関しても検討中

日本HPの3DプリンターがJVCケンウッドで活用開始

2019年01月29日 15時20分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション

 日本HPは1月29日、SOLIZE Productsと協力してJVCケンウッドの3Dプリンティングを活用したものづくりを支援。JVCケンウッドで開発中の医療用カメラの部品に「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」で造形したパーツの採用が決定したと発表した

 SOLIZE Productsは3Dプリンティングによる造形受託サービスおよび3Dプリンター販売事業を行なっており、HP Jet Fusion 3D 4200プリンティングソリューションを活用して製造業向けに3Dプリンティングの最終製品への活用を提案している。

 JVCケンウッドでは、以前より3Dプリンティングの可能性に注目。形状試作や治具などのツーリング分野で活用していたが、今回は最終製品への適用として医療用カメラの内部部品として量産が決定したという。

生産終了品の補給部品製造として検討中のラジオカセットレコーダー(ハンドル部)。※試作検討を行なっている段階であり実際の製品の補給部品ではない

 また、長期にわたる補給部品の金型管理やメンテナンスコストの負担が業界共通の課題とされるなか、生産終了製品への補給部品への適用の検証を進めているとしている。

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