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悩める一児の親が子どもと一緒にスマホ管理に挑戦! 「セーフ ファミリー」体験記 第2回

セーフ ファミリーの利用開始手順をやさしく解説

筆者と息子8歳のスマホ生活~子どものポケモンGo迷子を阻止せよ!

2019年01月29日 07時00分更新

文● 二瓶朗 編集●村山剛史

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8歳の息子に必要なのは「利用時間制限」と「位置情報」

 息子のスマホ利用について、筆者が気にしていることは大まかに言って「利用時間の制限」と「位置情報の把握」の2点だ。

 冒頭でも触れたようにまだ8歳である息子は、せいぜいインストール済みのゲームを遊ぶ程度。せいぜいスマホ片手にポケモン捕獲に出掛けるぐらいだ。もう少し成長した子どもとなれば、「特定サイトの閲覧制限」「特定アプリの利用制限」といったところも問題視されてくるところだろう。

 そちらは次回に回すとして、まずは筆者と息子のスマホ環境において管理している事項を解説する。なお、息子に貸し出しているスマホはAndroidスマホである。

〈利用時間の制限〉

 息子に貸し出しているスマホは、筆者としては日常使いのものではないため、仕事で必要になったとき以外は手元になくても問題ない。それゆえに貸し出しっぱなしでずっと息子のリュックに入っている、なんてことも珍しくない。

 もちろん就寝時間にスマホをいじっていれば注意したり取り上げたりすることは容易だ。しかし目が届かない場合もなくはない。

 ということで、まずは利用時間を制限している。セーフ ファミリーでは、スマホ自体の利用可能時間を指定できる。また、曜日ごとに細かく設定できるので、「週末はちょっと遅くまでOK」といった柔軟な設定も可能だ。

スマホの利用時間を制限できる

曜日ごとに細かいスケジュール設定が可能

 試しに利用制限を見越して息子にスマホを使わせてみたところ、時間がきてスマホが使えなくなるや意外に素直にスマホを返却し、マンガ単行本へと興味の矛先を変えた。今のところ、「スマホが使えないじゃないか!」と憤るほどの興味対象ではないようだ。

 ただ、こちらも難しい年頃の子どものスマホに適応させるのだとしたら、キッチリと話し合いのうえの制限が必要だろうと思う。

〈位置情報の把握〉

 もう1つ、息子のスマホ利用で気になるのはスマホ片手に外出することである。「あまり遠出せず、住居の近辺でクルマに気をつけてポケモンを捕獲せよ」と言い聞かせてはいるのだが、それでも面白そうな事柄を見つけたら最後、どこかにふらふらと歩いて行ってしまうのが子どもというものだ。

 そこで役立つのがセーフ ファミリーによる位置情報の把握。普段はパソコンから地図上で確認しているのだが、万が一のとき、子どもを捜しながら位置を把握できるようにしたいので、普段使いのiPhoneにもセーフ ファミリーをインストールしている。なお、位置情報は細かい住所も表記されるので把握は容易なのだが、地図についてはもう少し拡大できるとうれしい。

パソコンから位置情報を把握できる

普段使いのiPhoneにもセーフ ファミリーをインストール済み。これで外出中でも息子の位置情報を把握できる。探しながら歩く際には必須だろう

 そして位置情報にはもう1つ便利な機能がある。それは「特定の範囲に至ったらアラートを表示する」というものだ。

 たとえば、スマホを携えて塾へ向かったなら、塾付近に着いたらアラートを表示するよう設定すれば安心感が増す。

 逆にあまり近寄って欲しくないゾーンに至ったらアラートを表示するというような使い方もできるだろう。交通量の激しい道路沿いでポケモン捕獲を始めたようなら、『これは危ないかも……』と様子を見に行ける。もちろん、大まかな位置は地図で把握できるわけだ。

特定の範囲にさしかかるとアラートを表示する機能がある。範囲は最小で100m半径で指定できる

いずれ成長する息子のために
筆者は次回もさらなる機能把握に努める!

 現時点で、筆者が息子のスマホに対しておもに制限・管理しているのはこの2点である。今のところ、息子は激しくスマホに依存しているような状況ではないため、ここまでの管理で済んでいる、という感もなくはない。しかしいずれ成長していけばキッチリと管理するのも親の役目になるのは間違いないところなので、自らが体験しながらセーフ ファミリーでその手腕(?)を磨いているところだ。

 次回はそんな未来のことを見据えながら、そのほかの管理機能についてさらに解説を進めていこうと思う。

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