2019年最初の更新になります。本年もよろしくお願いします。
今年は3大携帯キャリアの値下げが期待されている。“4割値下げ”など、言葉が一人歩きしているが、一体どうなるのか、今回予想した。また、値下げを見守るだけでなく、値下げ前後で格安SIMユーザーがやっておくことがないかも考えた。
ドコモ値下げで格安SIMにも確実に影響があるはず
注目を集めている2019年の携帯電話値下げ。ドコモは2019年度第1四半期(4~6月)での値下げをすでに表明しており、約4000億円をユーザー還元すると明言している。当然、実際に値下げはされるのだろうが、その方法はまだいろいろな可能性が考えられる。そして、その影響はauやソフトバンク、サブブランド、MVNOの格安SIMへと波及するだろう。
ドコモが値下げをすれば対抗上、auやソフトバンクも値下げをするであろうほか、回線を借り受けているMVNOに対する接続料にもなんらか影響が出るだろう。接続料が下がったということが大々的に報じられると、MVNOの格安SIMは値下げをせざるをえなくなるはずだ。
各MVNOがどのような方針をとるのかはそれぞれだと思うが、値下げ幅よりも質の向上を優先するところがあるかもしれないし、単純に値下げをするところもあるだろう。また、現在は音声通話付きの契約が主流だが、通話料や通話定額などで調整してくる可能性もある。
また、ドコモの値下げ幅次第では、対抗値下げにつながる可能性もある。ドコモの料金自体は格安SIMに真っ向張り合うほどにはならないとは予想するものの、世の中の流れ次第では、そうせざるをえないかもしれない。

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