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ゲーム向けメニューやプリセットを搭載、AMD FreeSyncにも対応

3万円で144Hz&1MSの23.8型ディスプレーはゲーマー向け機能多数搭載 (2/2)

2018年12月16日 10時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

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ゲーム向けメニューやプリセットを搭載

 実際にコントロールボタンで設定画面を表示させてみると、メニューのトップに「ゲーム」の項目が表示される。そのサブメニューから、ゲーム体験を向上させるための各種設定を行なえる。

 たとえば、「プリセットモード」では「FPS」「RTS」「RPG」などのプリセットがあらかじめ用意されており、一人称視点シューティングゲームなら「FPS」、リアルタイム戦略ゲームなら「RTS」という具合にゲームの種類に合わせて選べば、カラー設定を最適化できる。もちろん自分の好みに合わせてのカスタマイズもでき、その場合は3つまで設定を登録しておける。

OSDの「プリセットモード」にFPSやRTSなどのゲームの種類に応じたプリセットがあらかじめ用意されている

 リフレッシュレートを144Hzにしたいときは、「オーバークロック」を「オン」にすればいい。また1msの応答速度に設定したい場合は、「応答時間」の「超速」を選択すればOK。AMD FreeSyncを利用したい場合は「Freesync」を「オン」に設定する。ただし、オーバークロックや超速に設定すると画面のチラツキやゴーストのようなものが観える場合がある。そのような場合は「オーバークロック」を「オフ」、「応答時間」を「高速」にすると不自然さはだいぶ改善される。ゲーム体験と観やすさのどちらを優先するかで使い分けるといいだろう。

「オーバークロック」をオンにすると144Hzの高リフレッシュレートを利用できる

「応答時間」は通常、高速、超速の3種類から選べる

AMD FreeSyncに対応したグラフィックボードなら、「Freesync」をオンにするとカクツキの少ない表示が可能

 このほか、画面の暗いシーンで敵や障害を見やすくする「暗さスタビライザー」など、ゲーム向けの機能が充実しているのが印象的だ。

 ちなみに、コントロールボタンは左から4つがショートカットキーになっており、押すだけで任意の機能を呼び出せる。デフォルトではそれぞれ「プリセットモード」「Freesync」「暗さスタビライザー」「輝度/コントラスト」が割り当てられているが、これらを好みの機能に変更することも可能。たとえば、「輝度/コントラスト」の代わりに「音量」を割り当てる、などの使い方ができる。この辺りのカスタマイズ性は評価できるポイントだ。

ショートカットキーはカスタマイズが可能

 ゲーマー向け機能を多数搭載したデルのS2419HGF。直販サイトでは3万1298円(12月16日現在)で販売されており、その性能を考えればかなりリーズナブルな印象。より快適にゲームを楽しみたいというユーザーには、ぜひ注目してほしい製品だ。

デルの「S2419HGF」。ゲーマー向け機能が充実しており、使いやすいのが好印象だ

試用機の主なスペック
製品名 S2419HGF
画面サイズ 23.8型
表示解像度 1920×1080ドット
視野角 垂直170度、水平160度
輝度 350cd/m2
ダイナミックコントラスト比 800万:1
コントラスト比 1000:1
入力端子 HDMI 1.4×2、DisplayPort
インタフェース 音声ライン出力、ヘッドフォンポート
サイズ/重量 およそ幅565×奥行177×高さ368.6mm/約4.96kg(スタンドを含む)
付属品 電源ケーブル、HDMIケーブル、SuperSpeed USBケーブルほか

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