理由その6:Touch ID搭載でログインや購入が簡単に
Face IDが搭載されるまでのiPhoneやiPadではおなじみの指紋認証機能「Touch ID」に対応した。
MacBook ProのTouch Bar搭載モデルではすでに採用されていた機能だが、OS立ち上げ時のログインのほか、App StoreやApple Booksなどの購入に認証が必要な機能、またApple Payに対応したサイトでの支払いなどに活用できる。
Touch IDは電源ボタンを兼ねており、電源オンからすぐ指紋認証でのログインに移行できるなど、よく練られた使い勝手だ。
理由その7:Thunderbolt 3に対応し、データ転送が高速
新型のMacBook Airは、Thunderbolt 3に対応したUSB Type-Cを2基搭載している。端子は両方とも同一仕様で、充電、DisplayPort出力、最大40GbpsのThunderbolt経由での通信、最大10GbpsのUSB Type-C経由での通信に対応している。
2016年以降のMacBook Proや2017年以降のiMacでは採用されているため、すでに慣れ親しんでいる人も多いかもしれないが、Thunderbolt 3経由でのデータ転送は驚くほど高速だ。
大容量のデータを転送する機会の多い人なら、間違いなく日々の時間短縮になるし、これまでMacBookや従来のMacBook Airを使っていた人なら、その速さに驚くはず。
見た目にはわからず、使わなければ地味にすら思える仕様だが、数年ぶりのPCの買い替えなら、大きな進化が感じられるポイントだ。
一番安いのに第8世代プロセッサーを搭載
いま買うべきMacBookはAirだ!
新型MacBook Airを購入して得られるメリットを7つ紹介した。ここで気になるのが、アップルのほかのノートPCと比較した場合のコストパフォーマンスだ。
公式オンラインストアで購入できる最小構成で比較すると、MacBook Airは第8世代のCore i5プロセッサー、8GBメモリー、128GB SSD、Touch ID、Thunderbolt 3×2という仕様で、13万4800円(税抜き)。
対して、12インチのMacBookは第7世代のCore m3プロセッサー、8GBメモリー、256GB SSDという仕様で14万2800円(税抜き)だ。
MacBook Proにも目を向けてみると、第7世代のCore i5プロセッサー、8GBメモリー、128GB SSD、Thunderbolt 3×2という仕様の「Touch Barなし」のモデルが12インチのMacBookと同じ14万2800円(税抜き)。
ストレージ容量などの条件は異なるものの、最小構成時の価格とスペックを並べてみると、この3モデルの中で唯一第8世代のプロセッサーを搭載している新型のMacBook Airが、最も安価に購入できることがわかる。
たとえば、MacBookとストレージ容量を合わせて、カスタマイズメニューから256GB SSDを選択すると、2万2000円のプラスで15万6800円(税抜き)になり、この時点でほかの2モデルの最小構成を税抜きで1万4000円ほど超えてしまうが、本記事で紹介した、スペックには現れないメリットを加味すれば、むしろ割安感がある。
本記事で紹介したメリットや、価格も含めて考慮すると、高負荷の作業環境が必要ない限り、いまMacBookを買うなら、MacBook Airがもっとも新しい機能の詰まった、使っていて楽しいMacBookということになるのではないか。