FFXIVベンチは3545で「快適」!
仕事もゲームも両方できちゃうノートGeForce MX150搭載ファーウェイ「HUAWEI Matebook D」
2018年12月11日 11時00分更新
次々と驚くようなスマホを発表し続けている「ファーウェイ」だが、実は「PC」もいろいろと新しい機能を搭載していて、業界としても超注目している。
ここでは中核モデルの「HUAWEI MateBook D」を使いながら、ファーウェイのPCを検証していこう。
GeForce M150搭載なのでゲームも快適
最新のHUAWEI MateBook Dは15.6型のフルHD液晶に4コア8スレッドの第8世代コア、そして上位モデルにはNVIDIAのGeForce MX150を搭載という、速度を追求したうえで薄型、軽量、スタイリッシュも兼ね備えた15型モバイルノートだ。
前回、通常のベンチマークテストをおこなったら、薄型軽量デザインなのにCPUもGPUもきちんと最高速度を出していて、つまりアクセルべた踏みっぱなしでもオーバーヒートしないでエンジンが回り続けるしっかりした設計のマシンであることがわかった。
そうなると気になるのが、ゲーミング性能だ。先週の3DMarkの結果では、Core i7-8550Uの内蔵グラフィックス「インテルUHDグラフィックス620」の1.5~2.5倍という結果が出た。
さらに今回はゲームに近いベンチマークテストを実施してみよう。まずはおなじみ「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」(以下FFXIVベンチ)だが、こちらはフルHD解像度の最高画質で3545で「快適」と出た。これは、ファーウェイさんには失礼ながら、はっきり言って「予想外にいい」値。やはり、エンジンの「回り」が「かなりいい」PCということだ。
たとえば、外部GPUなしの、同じCPUを搭載した他社製モバイルノートでは1000からよくても1200というところ。ほぼ3倍の値が出たわけだ。
前年モデルのHUAWEI MateBook Dの結果を掘り起こすと、2192だった。このマシンは第7世代のCore i7-7500Uつまり2コア4スレッドに、GPUも前世代のGeForce940MXだったが、ボディのデザインは同じ。この組み合わせに対しては約1.6倍速くなっていることになる。
逆に上位GPUのGeForce GTX様と比べてみよう。i7-8650UとGTX1050を搭載した某2in1では、同じ条件で6242だったから、HUAWEI MateBook Dはその56%の速度が出ていることになる。ゲーミングノートではない、ふつうのノートPCで半分を超えたことにおじさんはちょっとビックリ。
同じCPUと同じGPUを搭載していても、メーカーや機種によってベンチマークテストの結果は変わってくる。特に第7世代から第8世代へ移行するときに、きちんと熱処理を設計しなおしたか、余裕をもって「回る」設計にしたのかどうかが効いているのだ。
つまり最高クロックで動作し続けるだけの排熱処理ができているかということだ。HUAWEI MateBook Dの場合は、第8世代コアだけでなく、GeForce MX150についてもきちんと放熱設計ができているわけだ。
長時間ゲームをした場合はどうだろう。さらに熱はどんどん発生していくので、市販されているゲーミングノートでも、少しずつ速度が落ちていくマシンが多々ある。
ちょっと古いが、何回でも動作し続けて、結果もためてくれる「MHF(モンスター・ハンター・フロンティア・オンライン)」のベンチーマクテストをやってみた。こちらはフルHD解像度のフルスクリーンで実行したところ、7365というスコア。こちらもHUAWEI MateBook Dの前モデルでは4386でしたので、約1.7倍高速化している。
i7-8550Uのみの、モバイルノートPCでは2500前後なので、ほぼ3倍の速度が出ている。前述の某社のGTX1050マシンでは13079だったから、56%で、やはりFFXIVと同じくらいの比率だった。
このベンチマークテストを3時間まわし続けたが、結果は驚くほど安定して動作した。つまり、ベンチマーク結果に多少の上下はあるが、一方的に低下することはなかった。これだけ薄型のマシンでこれほど速度が変わらないのは非常に珍しい。
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