位置情報や不正利用者の写真まで送ってくれる!?
盗難・紛失時でもノートPCの現在地がわかるESETアンチセフトを試す
提供: キヤノンITソリューションズ
ステータスを「紛失中」にすると、設定されたPCはどんな動作になる?
テストの実行でPCの位置情報などが確認できることは分かったが、では、ステータスを「紛失中」にした場合のPCの動作はどうなるのだろうか。いくら位置情報などがわかったところで、PCが自由に使えてしまえばデータは盗まれてしまうし、これを防ぐための「架空アカウント」の動作も気になる。そこで、実際に盗難・紛失された場合の手順とその動作を確認してみよう。
まず盗難・紛失状況として対象のPCはシャットダウンされた状態、つまりインターネットに接続されていない状況とした。この状況で別のPCから「my.eset.com」へアクセスしてPCのステータスを表示し、「紛失中に設定」ボタンをクリック。その後、対象のPCの電源を入れて起動する(ここでインターネットに接続される)、といった手順を試してみた。
なお、メインのアカウントはパスワードを設定せず、自動でサインインするというセキュリティ上最悪の状態とした。
PCの電源を入れるといつも通りにOSが起動し、自動サインインも何事もなかったかのように行なわれた。とくに変わった様子もなくデスクトップが表示されたので、ESETアンチセフトがうまく動作しなかったのだろうかとも思ったのだが、その直後、とくに確認画面などもなくいきなりPCの再起動が開始された。
PCが再び起動すると、自動サインインでデスクトップが表示された。ただし、いつも使っているユーザーのアカウントではなく、事前に設定した「架空アカウント」になっていたことが大きな変化だ。つまり、ESETアンチセフトが「紛失中」と認識すると強制的に再起動し、架空アカウントへと切り替わることが確認できた。
なお、サインイン画面に戻ってみても元のユーザーアカウントはなく、架空アカウント以外でのサインインはできないようになっていた。
この架空アカウントはブラウザーなどソフトを使うぶんには問題ないが管理者権限がないため、いくつかの動作が制限される。試しに別ユーザーのフォルダーを開いてファイルを盗んでみようとしたが、「アクセス許可がない」と警告を出されてしまった。「続行」をクリックして管理者アカウントの情報を入力すればアクセスできるハズなのだが、この処理を続行できず、どうやってもアクセスできなかった。PC内のファイルもしっかりと守ってくれているのがよくわかる。
ここで別PCではESETからのメールを受信。中身を見てみると、「紛失とマークされたデバイスnano(PCに付けた名前)の最初のデータスナップショットが記録されました」とある。今回は手元でのテストだったのでずっとサイトで監視することも可能だが、実際の盗難・紛失ではこうはいかないだろう。ESETアンチセフトが動作し、PCが監視できる状態になったという通知があるのはありがたい。
ちなみに無事にPCが見つかった場合の解除方法は、ステータスの下の方にある「紛失中を解除」ボタンを押すだけ。これを解除することで監視が停止され、再起動後から元のユーザーでサインインできるようになる。
PC利用時のセキュリティを高められるだけでなく、盗難・紛失時にも役立つ
WindowsならMicrosoftアカウント、AndroidならGoogleアカウントを使った端末の位置情報確認、管理機能はあるが、それぞれ別のサービスとなるため、サイトも使い方も違って使いづらい。その点「ESETアンチセフト」なら、WindowsもAndroidも一括して管理可能というのがうれしい。
セキュリティ対策ソフトといえば、いかにウイルスやマルウェア、インターネットからのアタックや詐欺サイトといった危険から身を守れるかという点ばかりが注目されがちだが、盗難や紛失という物理的な危険への対策も重要だ。業務が多忙になり忘年会などもあって、置き忘れのリスクも高まるこの時期、ESETなら、こういった物理的な危険にも対応できる。
(提供:キヤノンITソリューションズ)
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
sponsored
セキュリティソフトの「軽さ」って何? -
sponsored
「インターネットバンキング保護機能」はナゼ安心できるのか? ESETのエキスパートに聞いてみた -
sponsored
ルーターからゲーム機まで ESETで家中のネット機器の脆弱性をチェック -
デジタル
Amazonサイバーマンデーで「ESET ファミリーセキュリティ」が3999円