このページの本文へ

組みたい自作PC構成まるわかり!! 第31回

【今月の自作PCレシピ】最新CPU&GPUと同額の予算で組むゲーミングPC

2018年11月23日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

十分なパフォーマンスを発揮する「Ryzen 5 2600X」

 今回、紅谷さんがチョイスした「Ryzen 5 2600X」。実際にどのくらいのパフォーマンスを発揮するのか、上位モデルの「Ryzen 7 2700X」や定番CPUの「Core i78700K」とともに、ベンチマークを計測した【最新パーツ性能チェック227回】から、一部の結果を抜粋してみた。

 日常用途と含めたシステムパフォーマンスを計測する「PCMark10」では、8027スコアーを記録し、「Ryzen 7 2700X」に次ぐ3番手に位置している。ワークロード別スコアーでも、2番手、3番手になっており、日常的に行うウェブ閲覧から、オフィスワークや写真などの編集、ゲームまでそつなくこなせる感じだ。

 また、人気ゲームタイトルの「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」では、「Core i5-8600K」に迫る、フレームレートを出しており、ゲーミングPCのCPUとしても十分な性能を持っているのがわかるだろう。

「PCMark10」Extended Testの総合スコアー。最新パーツ性能チェック第227回より抜粋(以下同)

「PCMark10」Extended Testのワークロード別スコアー

「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」1920×1080ドット時のフレームレート。ビデオカードはGeForce GTX 1080 Tiを使用

電源回路周りが優れたMSI B450マザーをチョイス

 紅谷さんのこだわりが随所に見えるRyzen 5ゲーミングPC。なかでもイチオシなのが、Socket AM4マザーボードのMSI「B450 TOMAHAWK」だ。

 紅谷さんによると「1万円前後の価格帯のなかでは非常に優秀で、8コア16スレッドのRyzen 7と組み合わせても問題ない電源回路に、しっかりMOSFETを冷却する大型ヒートシンクを搭載しているのが最大の特徴です」とのこと。

 そのほかにもマザーボード縁を彩るLEDストリップ機能、重量級ビデオカードを支える金属補強された「STEEL ARMOR PCI-E」、高クロックメモリーに対応する独自の回路設計となる「DDR4 Boost」なども搭載されているコスパ優秀な1枚になっている。

紅谷さんイチオシのSocket AM4マザーボードMSI「B450 TOMAHAWK」B450チップセットを採用

7フェーズ構成の電源回路を採用しており、8コア16スレッドCPUの「Ryzen 7 2700X」も問題なく使用できるという

Ryzen 7運用時の発熱も問題なく処理できる大型ヒートシンクを採用

凹凸ある構造で、冷却効率を高めている

金属補強されたPCI Express×16スロット。3連GPUクーラーを備える重量級ビデオカードも安心だ

USB Type-Cコネクターやゴールドメッキされたオーディオ端子などを備えている

 また、「B450 TOMAHAWK」はヒートシンクを含めて、ガンメタ(ガングレーメタリック)風のマザーボードカラーを採用しているのもポイントで、紅谷さん曰く、「このガンメタ(R32 GT-R風)が心に響くおじさんは結構多いですよ」とか。

 そんなガンメタカラーにあわせて、メモリーも選んだ紅谷さん。シルバーヒートスプレッダーを装備するCrucial「W4U2666BMS-8G」(DDR4-2666、8GB×2枚)を組み合わせている。

シルバーのヒートスプレッダーを装備するCrucial「W4U2666BMS-8G」。マザーにあわせてカラーコーディネートしている

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中