月50GB使うような超ヘビーユーザーの場合は
テザリングがお得な場合も
またノートPCで使う場合、気になるのはデータ通信の量だ。スマホ単体以上に使い方によってはあっという間にギガが減ってしまう。筆者の経験上、ノートPCでの利用で“ギガ泥棒”となるのは動画配信ではなく、オンラインストレージとそれを活用するアプリケーションだ。
たとえば、Adobe Lightroom CCのようなクラウド型の写真編集ソフトを利用していると、すべて写真をアップロードするような設定だった場合、当たり前ながら扱った写真の量だけデータを消費してしまう。単純に計算しても、5MBの写真が200枚なら1GB。RAWデータだと……想像したくない通信量となってしまう。
クラウドの便利さには代えがたいというのなら、それに対応したデータ通信プランを選ぶしかない。MVNOの格安SIMの場合、容量が多くなればなるほど高くなるので、場合によっては内蔵LTEよりもスマートフォンのテザリングを選んだほうが安くなる場合もある。たとえば、イオンモバイルで50GBのプランを選ぶと月額1万1126円かかってしまうが、ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」なら50GB使える上に、テザリングオプションを含めても月額合計8621円。家族割引や固定回線のセットなどでさらに割引が発生するなど、案外安く感じる。
これならばSIMだけPCに挿して、データ通信だけを使いたいところだが、利用端末が4Gスマートフォンに限定されているためそれはできそうにない。また公衆Wi-Fiとの併用も現実的な選択だろう。
この連載の記事
-
第253回
スマホ
低価格スマホのRAMは4GBと8GBで差があるのか? Redmi 12 5Gを両方買って試した -
第252回
スマホ
同じmineoやIIJmioでもネットワークによる違いはあるのか? 実際に試した -
第251回
スマホ
ソフトバンクで安く利用可能な折りたたみスマホ「motorola razr 40s」を格安SIMで使ってみる -
第250回
スマホ
IIJmioに登場した大容量50GBプランは得か損か? IIJmioの賢い使い方を考える -
第249回
スマホ
平日昼休みの通信品質5倍改善は実際どう? 20GBが最大6ヵ月、月990円も魅力のmineoを試す -
第248回
スマホ
クーポン一杯! 料金以外の特典が大きくてオトクなSIMを調べた -
第247回
スマホ
からあげクンを買ったらデータ通信がおまけ!? トッピングが楽しいpovo2.0の最近の状況を見る -
第246回
スマホ
2024年のモバイル業界 料金プランとスマートフォン販売はどうなるのか? -
第245回
スマホ
今の形のスマホ値引きは12月26日まで? 駆け込みで買ったほうがいい? -
第244回
スマホ
月2178円で30GB+通話定額付き! 日本通信SIM「合理的30GBプラン」に実際に加入、ホントに高コスパ? -
第243回
スマホ
年末商戦も本格化! あらためて低コストでスマートフォンを使う方法を探る - この連載の一覧へ