投資信託の月次レポートをクラウド上で自動作成する「ロボット・レポート」
作成業務にかかわる時間のおよそ70%を削減可能
ロボット投信は9月21日、投資信託の月次運用報告書(月次レポート)の作成業務を自動化するウェブアプリケーションRPAツール「ロボット・レポート」を開発したと発表。提供開始は10月から。
これまで表計算ソフトと人による手作業によって作成されていた業務を、一括自動作成に移行することで、入力ミスなどオペレーション・リスクの低減や、データの一元管理による品質向上、迅速なレポート作成など業務の効率化を実現するという。同社は、作成業務にかかわる時間のおよそ70%を削減可能と試算している。なお同サービスは、AWS(アマゾン ウェブ サービス)上で稼働する
PCの対応OSがWindows 8.1/10/MacOS Xで、対応ブラウザーはChrome/Edge/Firefox/Safari。スマホ・タブレットの対応OSはAndroid/iOSで、対応ブラウザーはChrome/Firefox/Safari。
一般社団法人投資信託協会統計データによると、月次レポートが作成される投資信託の本数は、2017年の実績で2007年に比べて2倍以上の6000本超まで増大しているという。業務量は増加している一方、月次レポート作成には一定以上の金融知識と関連法令に対する理解が求められる専門業務であることから、運用会社のオペレーションにおいて大きな負担になっている。
同社は、以上の課題を解決するため、ロボット・レポートの開発に取り組んだ。