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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第578回

ニコンの想像を超えた超超望遠カメラ「P1000」で撮る猫のアップ

2018年09月25日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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遠くからそっと顔のアップを3000mm相当で。警戒心が強い、遠くの猫でもこれならアップで。猫を撮りやすいペットモードもあり。2018年9月 ニコン P1000

 秋の新製品シリーズ第2弾(いつまで続くのかはわからないけど)は、ニコンから出た超級望遠コンデジP1000をお借りして猫撮影にでかけてみた。

下手なミラーレス一眼+望遠ズームよりデカいコンパクトデジカメ。全然コンパクトではないコンデジだが、なんと光学125倍ズーム。どのくらい望遠になるのか想像つかない数字である

 これがすごいのである。デカくて重くて、そのほとんどがレンズ。太くて長いレンズは、広角から超弩級望遠まで1本で賄えるのだ。史上最強の「125倍ズーム」なのである。そこまでいくとどのくらいデカく撮れるのか想像つかない。だいたい歩いていて肉眼で認識できるくらいの距離にいれば撮れちゃう。

 冒頭の写真は10mくらいの距離に突然現れた猫。門からひょこっと出てきたと思ったら、こちらに気づいて立ち止まった瞬間の図。「う、あっちに行きたいのに人間がいるじゃないか、どうしようかな」って顔だ。

 そこの近くで寝ている猫を発見。家を建て替えるために更地になった土地があり、そこで優雅に寝てる猫がいたのだ。人様の土地なので勝手に入るわけにはいかないわけで、猫的にも安全地帯。あまりに優雅なので遠くから3000mm相当で。ふふふ、このカメラなら猫を起こさない距離でそっと顔のアップを撮れるのだ。

3000mm相当の望遠でお昼寝猫。足先が白靴下状態でなかなか可愛い。まさかこんな遠くから撮られてるとは夢にも思わず昼寝中。背景が大きくぼけてくれるのもよいですな。2018年9月 ニコン P1000

 遠くの猫をこっそり撮るにはいいが、猫がふわっと近づいてくるのは苦手。遠くに白いふさふさ猫(部分的にチャトラ入り)がいたので、これはチャンスだと超望遠顔アップ。

白いふさふさ長毛猫。夏は暑かったろうなあ、と思いつつ。ちょっと離れたとこにいたけど、そこは超望遠で顔のアップを。2018年9月 ニコン P1000

 と思ったらこっちに歩いてきたので慌てて1000mm相当に落として撮影。いやもう、ふさふさッぷりがいいですな。1000mm相当でもかなりの望遠であるから、実はそんなに近くない。

こっちへ歩いてきたので、慌ててちょっとズームアウトして歩く姿を狙ってみた。2018年9月 ニコン P1000

 さらに顔のアップを2連発。

3000mm相当で右前足を枕に丸くなってるの図。目ヤニがはっきり見えるレベルの超アップで。2018年9月 ニコン P1000

こちらはそれほど離れてなかったので、1400mm相当で顔のアップを撮れた。チャトラのハチワレと目が合うの図。2018年9月 ニコン P1000

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