思わず感心してしまったクッション材
以前、沖縄で米軍払い下げのペリカンケースを買いましたが、今回は新品のペリカンケースを購入です。で、いつものようにネットで一番安いヤツをポチって支払いを済ませ……たところで、アメリカからの発送だと気づきました。届くのにちょっと時間がかかります。ちゃんと見ろって話ですよね。でも送料無料だし、特に急いでいないのでどこから送られてこようと全然オッケーです。
待つこと1週間。カリフォルニア州アナハイムから荷物が届きました。実はこのときオーダーしたことなどすっかり忘れてしまっていて、プレゼントでももらったような気分になったんですが、もちろん気のせいです。自分で払ってるし。
以前買った払い下げ品はSDN-Lv3B NODE 3007と書かれたプレートが貼られている、アンテナユニットのスペアパーツを入れるケースでした。大きさは56.1×45.5×26.5センチで、縦にしてコロコロころがせるタイヤとキャリングハンドルが付いています。ペリカンのラベルが剥がされていたので型番はわかりませんが、大きさからすると中型の1560というモデルと思われます。
今回買ったのはそれに比べるとはるかに小さい1200というモデルです。大きさは27×24.6×12.4センチ。縦横高さともほぼ半分、体積で8分の1です。小さいのでタイヤもキャリングハンドルも付いていません。
ペリカンケース1200のボディーカラーは、黒と黄色、デザート・タン、シルバー、オレンジ、ODの6色。ミリオタなワタシとしては黒かデザート・タン、ODっていうところですが、払い下げのケースが黒だったので統一感を出すために黒一択です。
フタを開けるとウレタンクッションがぎっしり詰まっていました。払い下げ品は機材の形に合わせてくり抜かれていましたが、ああいうのは特注品なので、市販品は自分でやってねという仕様です。
でも、スポンジを切ったことがある方ならわかると思いますが、フワフワした緩衝材って真っ直ぐ切るのが超難しいんですよね。グニャグニャと歪むし、変にえぐれちゃったりして。みんなどうやって真っ直ぐ綺麗にカットしてるんだろうと思いながらクッションを見ていると、なんだか違和感が。線が見えるような気がします。
表面を撫でながらよく見てみると、縦横にミシン目のような切れ目が入っているのがわかりました。
日本語版がなかったので説明書を見ていなかったんですが、これはPICK N PLUCKという緩衝材で、機材を入れる部分を手で引き抜けば四角く綺麗にくり抜くことができるのだそうです。知らなかったわー。格子のサイズはモデルによって違いがあるようですが、1200の場合は1.3センチ弱。2分の1インチですかね。
さてこれで簡単にくり抜けるのはわかりましたが、深さはどこまでつながっているんでしょう。2分の1インチで切れてるのか、それとももう少し大きくて1インチなのか。下まで抜けてしまうと機材がケースに直接当たってしまいますよね。
まだなにをどこに配置するか決めていませんが、試しにまあ絶対くり抜くだろうというあたりを1ブロック、そっと引っ張ってみました。
ゆっくり引っ張ってみると……なんということでしょう。するーっと全部抜けてしまいました。フライドポテトみたいに細長いブロックです。
でも大丈夫!
クッションを取り出してみると、下にも薄いスポンジ状のクッションが敷かれていたのです。なるほどこれならクッションを下までくり抜いちゃっても平気です。そりゃそうですよね。そのぐらい考えてますよね。
もう一度説明書を見てみると、中に入れるアイテムをちょうどいい高さに設置するには、取り除いたフォームをカットしてアイテムの下の空洞に戻すと書かれていました。形に合わせて全部くり抜いてから調整するっていうことですね。
実際にくり抜く際は、入れたい物をクッションの上に置き、クッションにつまようじを刺してマーキングするといいようです。1コマずつくり抜くと細切れになってしまって高さ調整に使いにくくなるかもしれないので、いくつかが繋がったブロックをごっそり引き抜いたほうがいいかもしれません。
ちなみにケースの内寸は23.5×18.1×10.5センチ。深さのうち3センチはフタ側の厚さです。取り出したクッションは約24×18.8×5.4センチで、その下のクッションは約22.5×17.5×1.4センチでした。クッションの縦横が内寸より大きいため、隙間なくピッタリとはまります。
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