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12月13日に発売予定

主役に木村拓哉さん、龍が如くスタジオ最新作「JUDGE EYES:死神の遺言」発表

2018年09月11日 14時00分更新

文● 八尋/ASCII

龍が如くスタジオ最新作「JUDGE EYES:死神の遺言」の完成披露会が開催

 セガゲームスは9月10日、最新ソフトウェアタイトルを映像ライブショーで紹介する「PlayStation LineUp Tour」にて、龍が如くスタジオの最新作となるPlayStation 4ソフト「JUDGE EYES:死神の遺言」(以下、JUDGE EYES)を発表した。12月13日に発売予定で、9月10日から先行体験版の配信を開始している。

「JUDGE EYES:死神の遺言」

主演に木村 拓哉さんを起用!
調査アクションを進めてドラマを進めるリーガルサスペンス

セガゲームス取締役CPOで本作の総合監督を務める名越 稔洋氏が登壇

 PlayStation LineUp Tourの終了後には、本作の完成披露会が開催。セガゲームス取締役CPOで本作の総合監督を務める名越 稔洋氏が登壇し、JUDGE EYESについて紹介した。

 JUDGE EYESの主人公は、探偵の八神隆之。もともと弁護士だった八神は、とある事件がきっかけで、胸の弁護士のバッジを外すことになる。何でも屋のような探偵となった八神のもとには、様々な依頼が来る。その謎を解くために、プレーヤーは多種多様な調査アクションを駆使しなくてはいけないという。

 調査アクションとは、「聞き込み」「証拠提示」「尾行」「変装」「鍵開け」「サーチモード(探索)」「スクープミッション(盗撮)」などのスキルを駆使し、状況&物的証拠、証言をそろえていくこと。また、例えば盗撮の場合は、ただ撮影すればいいのではなく、顔がしっかり入っているかや、状況証拠となりうる写真かをAIが判断して、それによって報酬も変わるという。


 また、龍が如くスタジオらしく、豪華俳優陣を起用しているのも魅力の1つ。主人公の八神隆之には、木村 拓哉さんを起用。さらに、八神が弁護士として駆け出しの頃から面倒を見てきた、源田法律事務所所長の源田龍造を中尾 彬さん、エリート刑事の黒岩満を谷原 章介さん、黒岩と対照的な刑事の綾部和也を滝藤 賢一さん、事件を通して、八神にからんでくる東城会系三次団体松金組の若頭の羽村京平をピエール瀧さんが演じる。そのほか、書下ろし楽曲をロックバンド[ALEXANDROS]が手掛けている。

源田龍造

黒岩満

綾部和也

羽村京平

楽曲は[ALEXANDROS]が担当

 完成披露会では、サプライズで木村さん、中尾さん、谷原さん、滝藤さんが登場し、会場はおおいに盛り上がった。名越監督がインタビュアーとなり、俳優陣に質問を投げかけた。

ゲームに自分が登場するのは、うれしくもあり、ちょっと恥ずかしくもある

主人公の八神隆之には、木村 拓哉さんを起用

 名越監督は、木村さんの起用について「木村さんは、最初から(起用が)決まっているわけではなかったんです。JUDGE EYESのタイトルが決まる前のプロジェクト発足時は、主人公に俳優さんを起用する予定もなかったんですが、何かアイコンがほしくて。そのときにお会いできる機会があって、ミーハーな気持ちでお会いしたのですが、もうらやられちゃいました。木村さんにダメ元で脚本をお送りしたのですが、やりましょうといっていただいて、逆に我々が驚きました」とコメント。

 木村さんは、お披露目を迎えていかがですかという質問に「誰にも言えなかったことなので、こうして胸を貼って言える日がきてうれしいです」とコメント。オファーを聞いたときの印象については「龍が如くシリーズの存在は自分の中にも浸透していたので、龍が如くスタジオのみなさんと一緒に自分もああいう世界に入っていけるのか、入ったらどうなるのだろうという想像は膨らみましたし。収録は、映像をサンプルでみさせていただいたのですが、それ以外は台本を手にしていただけだったので、監督の指示に身を任せて演じました」と述べた。

 ゲームキャラクターになった感想については「龍が如くシリーズで色々な方がキャラクターとして登場しているのを知っていましたが、トレーラーを拝見したときに、自分が動いているのをみて興奮はしましたが、ちょっと照れますね。初めての経験だったので、驚きの連発でした」と返した。

 ゲームの現場については「思っていたよりも、みなさん寝ていないです。今回声とモーションキャプチャーを担当したのですが、モーションキャプチャーは思ったよりすぐ終わって、すべてデータ化されていたので驚きました。また、アクションなどは意外にアナログで本当にアクション部の方たちが動いてるのを知ることができました」とコメント。役作りについては「八神は義理人情を大切にしている人間なので、そこを大切にして演じました」と述べた。

源田 龍造を中尾 彬さんが演じた

 続いて、名越監督は中尾さんの起用について「源田は八神の親代わりのような人物で、裏設定ですが、若いころは人が嫌がるような弁護を担当したりするけど、決めることは決める器の大きい感じの役だったので、お芝居の大ファンでいつかお願いしたいと思っていて、オファーさせていただきました」とコメント。

 中尾さんはオファーについて「すぐ断りました。ゲームでどうやって演じたらいいかわからないので自信がなかったので。でもうちの若い衆がやったほうがいいと言うのでやってみたら、すぐのってきました。とてもハイテクな現場でしたが、私の場合は絵が先にくるので、昭和の弁護士事務所をイメージして演じました。キムタクとは別々の現場で収録していたのですが、それが掛け算にしてくれて、会話しているのをみて、監督にはかなわないと思いました。でも、こういった作品の監督はやってみたいと思いましたね」と述べた。

 ゲームキャラクターになった姿は「嫌なもんですね。自分が動いていないから生理的に。でも、逆に違った面をみれて新鮮でした。もう少し白髪ほしかったなぁ」とコメント。

 演じるにあたって気を付けたことについては「ゲームの収録は言葉が短くて、その中に愛情とかをこめられたらいいなと思いながら演じました」と返した。

黒岩満を谷原 章介さんが演じた

 名越監督は、谷原さんの起用について「黒岩はエリート刑事で、スマートで検挙率も抜群で、婦警にも人気があるキャラクターです。スマートで仕事できるキャラクターだが、そのままでは終わらない役どころでもあります。その点では、ピッタリの人にお願いできたと思っています」とコメント。

 谷原さんはオファーについて「僕は龍が如くシリーズをプレーしていたので、単純にうれしかったです。また、木村さんは探偵ですが、僕は刑事で1つの事件を追いかけていて、木村さんとライバル的な立ち位置を演じられたのもうれしかったです」と返した。

 ゲームキャラクターになった姿は「モデリングを取るときに、やせていかなきゃと思って実践したのですが、監督に後で調整できると聞いて、それは先に言っておいてほしかったです(笑)」と述べた。

 収録現場については「声のお仕事は色々させてもらっていますが、ゲームは未体験で、ドラマとは違い1つ1つのセリフをやっていくのが、手ごたえがわからず、名越さんの感覚を柱として収録していたので、すごいなと思いました」とコメントした。

綾部和也を滝藤 賢一さんが演じた

 名越監督は滝藤さんの起用について「滝藤さんも刑事役なのですが、谷原さんとは正反対の癖のある刑事です。私のなかで一番ホットな曲者の役者さんにお願いしたいと思い、お願いしました」とコメント。

 滝藤さんは今の心境について「初めて監督にお会いして1年くらいたちましたが、途中で外されたのかなと思うくらい発表まで長かったので、楽しみに待っていました」と述べた。ゲームへの出演について「まさか自分がゲームのキャラクターを演じられる日がくるとは思っていなかったので、うれしいです」とコメント。

 役作りについては「監督のおっしゃっていたとおり、癖のある役が多いので、今までやってきたことを丁寧につみかさねてやらせてもらいました」と返した。

 そして、会場に来られなかったピエール瀧さんからのビデオメッセージが流れた。名越監督はピエール瀧さんの起用について「裏社会もののドラマで極道者の役を演じられていて、一筋縄ではいかないコントラストのパンチがよりきく人という意味でオファーさせていただきました。ゲームも詳しい方ですし」とコメントした。

ピエール瀧さんからビデオメッセージが届いた

 また、名越監督は「長年龍が如くシリーズを作ってきた中で、積み上げたものは大事にするけど、リフレッシュしたい、パンチのあるリセットをしたかったという意味でいうと、こういった方々の力を借りれたのはよかったと改めて思います」とまとめた。

ドラマに合わせた楽曲
多様性あるアーティストにオファーしたかった

楽曲を提供した[ALEXANDROS]も登壇

 名越監督は、[ALEXANDROS]への楽曲オファーについて「私としては、あまたのミュージシャンの中から多様性のある方にお願いしたかったんです。今回ドラマチックでサスペンスという難しいテーマに答えてもらえて、何が起こるのか期待を感じてもらえるアーティストさんということでオファーしました」と説明した。

ボーカル・ギターの川上 洋平さん

 完成披露宴には、[ALEXANDROS]も登壇。 ボーカル・ギターの川上 洋平さんはオファーについて「大興奮でした。メンバーやスタッフ全員でこれはやばいことになると思いました」とコメント。また、「オファーはすごく幸栄だったのですが、どういう風に使われるのかは気になっていました。とても自由にやらせてもらったので、こんなに自由でいいのかなとは思ったくらいです。映像をみさせてもらったときに、イントロは何となく浮かびました。歌詞を書くときは作品に忠実すぎないようにして、自分の言葉で書くようにしています。もしかしたらそれがその作品に合わないかもしれないとは思いますが、そうでないと嘘になっちゃうので。それをぶつけさせてもらったのですが、特に反対もなくてよかったです」と述べた。

ドラムの庄村 聡泰さん

 ゲームが大好きというドラムの庄村 聡泰さんは「セガさんのゲームは夢中になって遊んだタイトルが多くて、楽曲聞いただけで泣いちゃうタイトルもあります。みなさんにとって、JUDGE EYESがそうなってほしいなと願っています」とコメントした。

 最後に名越監督が「ゲームはこういう風に遊ばなくてはいけないという決めつけをあまりしたくないし、エンターテインメントという広い幅のなかで何ができるかを模索したいと思っています。今回お願いさせていただいた方々は、土台が役者だったりアーティストだったりというのはあるのですが、人に楽しんでもらうことに対してボーダーレスな方が集結したと思っていますので、ぜひそこでどんな結果が出ているのか確認していただきたいです」と挨拶し、完成披露会を締めくくった。

 龍が如くスタジオの発表から発売までの期間の短さには、毎回驚かされる。そして、おそらく龍が如くで培ってきた経験や技術を活かし、新しい世界を舞台にした作品が、今から楽しみだ。JUDGE EYESのさらなる詳細は、東京ゲームショウ 2018や、ゲームショウ直前の「セガなま」でも発表予定とのことなので、気になる方はぜひチェックしてみてほしい。

作品情報

タイトル:JUDGE EYES:死神の遺言
対応機種:PlayStation 4
発売日:12月13日
価格:通常版・ダウンロード版 8290円(税別)
ジャンル:リーガルサスペンスアクション
CERO表記:D区分(17歳以上対象)
公式Twitter:https://twitter.com/ryugagotoku

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