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4TB HDDをStoreMIで高速運用!

Ryzen 5 2400G&B450で高速かつ大容量ストレージな10万円切りゲーミングPC自作

2018年09月19日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●ASCII編集部

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アプリ起動やゲームロードの時間が大幅短縮

 最後は、OSやアプリの起動時間、ゲームロード時間の結果をご覧いただこう。なお、Windows 10の起動時間は電源オンからデスクトップ画面が表示されるまで。「ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディション」はセーブデータをローディングした際の時間を比べた

Windows 10や各アプリの起動時間、ゲームのロード時間を比較

 SSD単体での運用時が最も速くなるが、高速化するデータがキャッシュに蓄積されたあとの「StoreMI」は、SSD単体に迫るパフォーマンスを発揮。特にプラグインやマップなどの読み込みが多い「Photoshop CC」や「ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディション」では、起動時間が大幅に短縮している。

 なお、Windows 10起動時間の短縮が6秒ほどに留まっているのは、システム起動時に「StoreMI」独自の処理が入っているためだ。

高速大容量ストレージでPCを快適に使おう

「StoreMI」を活用すれば、Ryzen&AMD B450マザーボード構成はゲーミングPCとしてコスパ抜群だ

 このように、StoreMIはSSD並みの高速性を備えた大容量ストレージを低コストで実現できる。今回は9000円前後の4TB HDDと7000円前後の360GB SSDを利用し、予算1万6000円前後でシーケンシャルリード・ライトで毎秒450MB程度の4TBストレージを構築できた。現在、2.5インチSSDの4TBクラスは安くても10万円以上もする。GB単価がいくぶん安い2TBクラスの最安モデルでも3万円台半ばだ。そう考えれば、StoreMIは非常に有益な選択肢だろう。

   SSDとHDD両方を別々に使っている場合、どちらがシステムドライブで、どちらがデータドライブなのかを意識して、ソフトウェアのインストール先を都度選ぶ必要があったりと、以外に面倒だ。その点StoreMIの場合は、1ドライブなのでシステムとデータドライブを意識せずに使えたり、最大キャッシュ容量(256GB)を超えたぶんは別パーティションで使える、普通に使っているだけでデータが自動でキャッシュに蓄積されるなど、使い勝手も良好だ。もちろん、高速化解除時にデータがHDD側(Slow Tier)に移され(残され)、SSD側(Fast Tier)は初期化される点や、Windows 10が備えるバックアップ機能が使用できないといった注意点はある。しかし、うまく活用すれば高速かつ大容量のストレージを搭載するコスパ抜群なPCを構築できるのだ。

■関連サイト
AMD Store MI

AMD HEROES

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