世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
フェイスブックがユーザーの「信頼性」を格付け、デマ拡散防止
フェイスブックがデマ対策の一環として、ユーザーの信頼性をスコアで評価することにしたようだ。
ようやく発売された 究極のARヘッドセット マジック・リープは本物か?

巨額の資金を集めながらも謎のベールに包まれていたAR企業「マジック・リープ」のヘッドセットが、いよいよ発売された。4年前から取材してきた記者が出荷直前の製品を体験。試作版とはまったく異なるすばらしい出来栄えだが、今後の展開はアプリ開発者とユーザー頼みだ。
「作りません」では不十分 激化するAI軍拡競争、 研究者に問われる姿勢

最近、著名な人工知能(AI)研究者たちが自律兵器の開発に協力しないとする誓約書に署名したことが報道された。しかし、こうした行動に対し、自律兵器に関する最新の書籍の著者は、研究者らは協力を拒絶するだけでは不十分だと訴える。
「脳波で操作」実用化へ前進、100ミリ秒以内に運動意図を予測

言葉で命令するだけで音楽をかけたり、家電が操作できるスマート・スピーカーは確かに便利だ。だが、人間は怠惰な生き物なので、次はきっと言葉を発することなく、考えるだけでいろんなことをやってくれるデバイスが欲しくなるだろう。
社畜たちに贈る、皮膚埋め込み型の社員証が意外な人気の理由

米ウィスコンシン州のテック企業本社では、およそ80人の従業員が手にチップを埋め込んで、オフィスの入室やコンピューターへのログイン、社内カフェテリアでの支払いに使っている。チップを埋め込んだ従業員の評判は上々だという。
BMW提携の電池材料会社が資金調達、蓄電池VBに脚光

スタートアップ企業、シラ・ナノテクノロジーズ(Sila Nanotechnologies)の発表によると、今年、エネルギー貯蔵部門に投入した資金は15億ドル以上だという。前年同期の合計と比較すると約3倍になる。というのも、投資家が、より耐久性に優れた装置や、より安価な電動移動手段、よりクリーンな電力を作り出せるテクノロジーへの投資に殺到しているからだ。
世界銀行、ブロックチェーン債券を発行へ

世界銀行は、ブロックチェーンを使って「創造され、振り当てられ、譲渡され、管理される初の世界規模の債券」を管理するため、オーストラリア最大級の銀行であるオーストラリア・コモンウェルス銀行と契約を結んだと発表した。これは、ブロックチェーン・テクノロジーが主流になりつつあることを示す、今までで最も明確な徴候のひとつだ。
止まらない異常気象、「温暖期」の始まりか? 仏研究者が指摘

カリフォルニアの過去最悪の山火事を含む100件以上の大規模な山火事が、米国西部で猛威を振るっている。猛烈な熱波がアフリカから北極圏にいたる世界中の最高気温記録を塗り替え、激しい嵐が立て続けに米国東海岸を襲っている。

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