2008年8月16日は「かふか」が我が家へ引き取られてきた日であった。
ちょうど10年前。「借りてきた猫」のようであったのは初日の数時間だけだったが、そのときの写真。
猫の繁殖期はだいたい決まっていて、春先が発情期なので生まれるのは5~6月あたりが多くなる。
生まれた子が歩けるようになると、ときどき人目につくところに顔を出すわけで、それが6~7月あたり。
そこで誰かに捕獲され、里親が見つかって引き取られていくとしたら、7~9月くらいになるか。
だから、かふかがうちにやってきたのが8月だったのである。
6月に本連載でとりあげたコマちゃんは、まだ生まれて間もないうちに引き取られたのでもっと小さい。
よって、外で子猫を見かけるのも夏が多いわけだ。
こちらは4年前に愛知県のとあるお寺にいた猫。このお寺、2年前に火災にあったようだが、猫たちは無事だったろうか。
とはいえ、ここ数年、外で子猫に出会うことがすごく減った。
地域にもよるんだろうけど、地域猫が認知されて街で出会うネコも去勢されていることが多くなったり、子猫が生まれてもはやいうちに保護される(うちのかふかがそうだった)ケースが増えたからだろう。
去勢されている猫は耳がカットされているのですぐわかる。
都会の住宅街で見かける猫はたいていそう……なのだが、たまにちゃんと去勢されてない猫も生き延びてるのである。
そういう猫は春になると子供を産む。
最初に気づいたのは6月。そのときはiPhoneしか持ってなかったので、3xのコンバージョンレンズを使って撮ったもの。親猫の後ろからちょろっと顔を出してるサビネコがそうだ。
このあたり、猫とたまに出会う場所なので自転車で通るときはついきょろきょろしちゃうのだが、あ、猫がいたと思ったら子猫が一緒だったのである。親猫も耳をカットされてない。
別の日に確認すると、子猫は全部で3匹いた。
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