バッテリー駆動時間のテスト結果は、約9時間27分
15.6型サイズのノートPCを出先に持ち運ぶ機会は少ないと思われるものの、「HP ENVY 15 x360」のようなコンバーチブルPCは自由なスタイルで使用できるのがメリットだ。電源コードをつながずに使うことも多いだろう。そこで気になるのがバッテリー駆動時間だ。
「HP ENVY 15 x360」のバッテリー駆動時間は、カタログ値で最大約11時間となっている。そこでバッテリーベンチマークソフト「BBench」を使って実際にどのくらい持つのかを計測してみた。
なお、電源プランは推奨設定、電源モードは「より良いバッテリー」、画面の明るさは「50%」にし、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」にチェックを入れて満充電状態からバッテリー残量7%で電源が落ちるまでの時間を計っている。
その結果、約9時間27分の駆動が可能だった。画面の明るさが50%といっても室内で使うには十分すぎる明るさなので、これだけ持てば長時間の会議や打ち合わせでも安心して使用できそうだ。
バランスのとれた高性能2in1 PC
アルミ削り出しの洗練された筐体に、高品位IPS液晶ディスプレイや第8世代インテルCore i7プロセッサー、超高速なPCIe NVMe M.2対応SSDなどを搭載したプレミアムノート「HP ENVY 15 x360」。
実際に使う前は、サイズの大きな15.6型ノートに360度回転するヒンジ機構が必要なのか少々疑問だったが、タッチ操作やペン操作は大画面ならではの快適さがあって、思った以上に便利だと感じた。
日本HPの直販サイトでは、スタンダードモデルが直販価格10万6800円から、今回試した最上位のパフォーマンスモデルが12万7800円から(いずれも税抜)からと、性能や使い勝手を考えるとかなりリーズナブルな価格となっている。デザインがよく、コストパフォーマンスに優れたノートPCを探している人には、ぜひ注目してほしい製品だ。
主なスペック | ||||
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名称 | HP ENVY 15 x360 | |||
モデル | スタンダード モデル (15-cn0004TU) |
スタンダードプラス モデル (15-cn0000TU) |
パフォーマンス モデル (15-cn0001TU) |
パフォーマンス モデル (15-cn0002TU) |
直販価格 (税別) |
10万6800円から | 11万4800円から | 12万7800円から | 14万7800円から |
CPU | Intel Core i5-8250U(1.6GHz) | Intel Core i7-8550U(1.80GHz) | ||
メイン メモリー (最大) |
8GB(8GB)DDR4 2400MHz | 16GB(16GB)DDR4 2400MHz | ||
ディスプレイ (最大解像度) |
15.6型フルHD IPSタッチディスプレイ(1920×1080ドット) | |||
グラフィックス機能 | Intel UHD Graphics 620(CPU内蔵) | |||
ストレージ | 1TB HDD、Intel Optaneメモリー(16GB/NVMe M.2) | 256GB SSD(PCIe NVMe M.2)+1TB HDD | ||
光学式 ドライブ |
― | |||
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 | |||
インター フェース |
USB 3.1 Type-A端子×2(Gen1、1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、USB 3.1 Type-C端子(Gen1、電源オフUSBチャージ機能対応)、HDMI 2.0端子 | |||
カメラ | 約92万画素Webカメラ | |||
カード リーダー |
SD/SDHC/SDXC対応(UHS-I非対応) | |||
サウンド 機能 |
Bang & Olufsenデュアルスピーカー、内蔵デュアルマイク、ヘッドホン出力/マイク入力兼用端子 | |||
キーボード | バックライトキーボード(日本語配列)。キーピッチ:約18.7×18.7mm、キーストローク:約1.5mm | |||
セキュリティ | 指紋認証(Windows Hello)、TPM 2.0 | |||
本体 サイズ |
約幅359×奥行き245×高さ19mm(最厚部20mm) | |||
重量 | 約2.11kg | |||
バッテリー 駆動時間 |
約10時間 | 約11時間 | ||
OS | Windows 10 Home(64bit) | |||
スタイラス | Sprectre アクティブペン |