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Amazon限定モデル、豊富な機能も満載

5万円台でHDRを享受できる4K31.5型ディスプレーがお買い得

2018年08月06日 07時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ET322QKabmiipx」

 以前、6万円を切る価格を実現したコストパフォーマンスに優れるモデルとして、日本エイサーの31.5型ディスプレー「ET322QKwmiipx」を紹介した。その中で、とても多機能かつ幅広い用途で活躍できる製品と評価したのだが、今回は、ET322QKwmiipxのバリエーションモデルである「ET322QKabmiipx」を取り上げる。

 ET322QKabmiipxは、Amazon.co.jpのみで販売されている、いわゆるAmazon限定モデルで、地域に関係なく5万1653円と安価で購入できる点が魅力だ。今回、ET322QKabmiipxを使って、パソコンやPlayStation 4でHDRを活用するにはどのようにしたらよいのかを探ってみたい。

基本スペックはET322QKabmiipxとほぼ同じ
外観は打って変わってブラック一色に

 まずは、ET322QKabmiipxのスペックからチェックしよう。基本的にET322QKabmiipxは、ET322QKwmiipxからほとんど変わっていない。ディスプレーはノングレアタイプのVA方式を採用し、31.5型で4Kまでの解像度が表示可能。Gray To Grayの中間階調応答速度は4msで、リフレッシュレートは最大で75Hzまで対応する。コントラスト比は3000:1で、ACM(Adaptive Contrast Management)技術を利用した場合には100000:1まで向上するのも、ET322QKwmiipxの仕様を踏襲している。

 では、ET322QKabmiipxとET322QKwmiipxで何が違うのかというと、1つは筐体のカラーリングがホワイトからブラックになった点。もう1つは、日本の室内で利用する分にはあまり意味はないのだが、ET322QKabmiipxが正常動作する環境条件が、湿度20%から10%へと引き下げられている点だ。つまり、より過酷な状況にも対応できるようになったというわけだ。さらに、ET322QKabmiipxではスタンドも改良され、奥行きが246.7mmから237.5mmへと9.2mmだけだが短くなり、それに伴い総重量も約6.78kgから約6.68kgへと100g軽くなっている。

 もちろん、2画面同時表示のPIP(ピクチャー・イン・ピクチャー)とPBP(ピクチャー・バイ・ピクチャー)が用意されているほか、ブルーライト軽減機能の「BluelightShield」やバックライトのちらつきをなくす「フリッカーレス」、さらにAMDのディスプレー同期技術「FreeSync」にも対応するなど、豊富な機能はそのままだ。背面に用意されたインターフェースはDisplayPort 1.2×1、HDMI 2.0×2という構成。2つのHDMI端子はHDCP 2.2をサポートしている。

右側の背面に用意されたOSDの操作系ボタン。ET322QKabmiipxから変わっておらず、スティックボタンと3つのボタンで操作する

パソコンやPS4とET322QKabmiipxの組み合わせで
HDRを利用した高品質な映像を実現

 いまさらかもしれないが、HDRについて簡単に説明しておくと、HDRとは「High Dynamic Range」(ハイ・ダイナミック・レンジ)の略。従来のディスプレーなどでは、階調を失わずに明暗の差を表示できる範囲(ダイナミックレンジ)は輝度レベルで1000cd/m2しかなかった。しかし、HDRではこれを10の5乗、100000cd/m2まで引き上げ、明るい部分と暗い部分を鮮明に表示し、より自然色に近い映像を実現できる。なお、HDR10はダイナミックレンジの広がりに合わせて、色の階調を10bitへと拡張したものとなる。

 ただし、HDRの恩恵を享受するには、ET322QKabmiipxのようにHDRに対応したディスプレーと、パソコンやゲーム機側の対応が必要となる。ET322QKabmiipxは、「Acer HDR Ready」という機能を搭載しており、HDMI 2.0を利用した場合のみHDR10をサポート。OSDで設定でき、「画質調整」のサブメニューでその項目が用意されている。その中の「HDR」という項目を「自動」に変更すれば、ET322QKabmiipx側の準備は終了だ。

ET322QKabmiipxに用意されたHDRの設定。HDRを利用するためには「自動」に変更する

 Windows 10は、2017年の「Fall Creators Update」でHDRに対応し、その後もアップデートを重ねてブラッシュアップを図り、現在ではMicrosoft EdgeでHDR動画のストリーミング再生にも対応。実際にHDR利用するには、「Windowsの設定」から「システム」を選び、「ディスプレイ」にある「HDRとWCG」という項目をオンにするだけと簡単だ。これだけで、ET322QKabmiipxでよりキレイなストリーミング再生が視聴できるというわけだ。

Windows 10でHDRを有効にしているところ。ちなみにWCGとはWide Color Gamutの略で色域を指す
DirectX診断ツールの「DxDiag」の実行結果。HDRが問題なく有効になっていれば、ディスプレータグのHDRの項目に「サポートされています」と表示される

 一方、Playstation 4(以下、PS4)は「システムソフトウェア バージョン4.00」から、PS4 Proはリリース当初からHDRに対応している。PS4では、「設定」に用意された「サウンドとサウンドスクリーン」から「映像出力設定」を選択すると「HDR」という項目があり、ここを「自動」に設定すれば、PS4でHDRが利用可能となる。「モンスターハンター:ワールド」など一部のゲームはHDRに対応しており、ET322QKabmiipxなら鮮明な映像でプレーできるようになる。

PS4でHDRを利用するには、1つの設定を有効にするだけと簡単だ

HDRを利用したいと考える人にとって
コストパフォーマンスの高さは折り紙付き

 ET322QKabmiipxは5万円ちょっととお買い得感のあるディスプレーだ。しかも、Amazonでは値引きセールの実施もめずらしくなく、ET322QKabmiipxの価格が5万円を切ることもしばしば見られ、ET322QKabmiipxのコストパフォーマンスが優秀なのはいうまでもないだろう。YouTubeやNetflixなどではHDRに対応した動画も用意されており、より鮮明な映像を楽しみたいと考えるのであれば、ET322QKabmiipxは一考の価値ありだ。

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