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最新スマホフォトレポ&ベンチマーク 第4回

スナドラ845搭載のZenFone 5Zはゲームも得意で死角ナシ

2018年07月03日 12時00分更新

文● スピーディー末岡 編集●ASCII編集部

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ASUS「ZenFone 5Z」

 ASUSのZenFone 5シリーズのフラッグシップである「ZenFone 5Z」はほかのモデル(5と5Q)が先行して5月18日に発売にされたが、、6月15日とやや遅めにリリースされた。スタンダードモデルであるZenFone 5との違いは、SoCに最新最速のSnapdragon 845を搭載し、内蔵ストレージは128GB、キャリアアグリゲーションは3CAに対応という点。そのほか、外観のデザインやカメラの画素数やスペックなどはZenFone 5と基本的に共通だ。

 外見もカラバリも変わらないので、同じカラーが2台並んでいると見分けがつかないのだが、使ってみると一目瞭然。Antutu 7で26万点を叩き出すベンチマークテストの結果どおり、その動作には圧倒的に差がある。価格差も約1万5000円しか変わらないので、迷うようならZenFone 5Zをオススメしたい。パズルゲームやリズムゲームはもちろん、レースゲームやRPGなど3Dを使ったゲームも不満なく動く。

フロントはフレームレス、リアは高級感のあるガラスパネル

下側にはイヤホンジャックもありので、音ゲープレイヤーを含む有線イヤホン派にはうれしい仕様だ

左右のデザインはいたってシンプル。ラウンド形状のおかげか握りやすい

今、流行のノッチ。iPhone Xより狭い

フレームを極限まで狭くしてディスプレーを大きくしている

 カメラはリアがデュアルレンズで標準と広角に分れている。標準は1200万画素、広角は800万画素で120度。フロントは800万画素のシングルレンズ。なお、セルフィー特化型のZenFone 5Qはインカメラもデュアルレンズ(2000万画素+800万画素)を搭載している。

デュアルレンズのおかげで写真のクオリティーが高くなった

指紋センサーは背面に

ノッチが気になる人は、このように隠すモードもあるのでご安心を

 カメラ機能はAIによるシーン分析で16のタイプから最適な設定に合わせてくれる。食べ物や動物、草木など素早くシーンを判別してくれるが、1フレーム内に対象物が複数あると、AIが迷いやすい傾向にあった。だが、基本的にオートモードで撮影すればたいていキレイに撮れるので優秀だ。

 インカメラもシングルレンズとはいえ、セルフィーにチカラを入れているASUSらしく、ビューティーモードが超強力。顔色やファンデーションなど、個別に細かく設定できるのだが、オートだと自然な感じに盛ってくれるので「いかにも画像アプリで編集しました!」的な絵にならないのがうれしい。筆者のようにお肌の曲がり角どころか迷路になっているオジサンですら、自然な感じでキレイになれる。ビューティーモードの設定は1~10まであるが、5くらいで使うのがオススメ。MAXにするとやり過ぎ感のある仕上がりになってしまう(性別、年齢にもよるかもしれないが)。

 また、ビューティーモードを効かせた状態で動画配信ができる「美人エフェクトLIVE」も引き続き採用されているので、よく動画配信をする女子(もちろん男子も)にはうれしい機能だ。

カメラ系アプリの集合体である「SELFIEMASTER」も健在

 インカメラで顔の動きを検出してキャラクターと合成する「ZeniMoji」も、対応アバターが11種類に増えている(ZenFone 5は今後のアップデートで対応する予定)。

リサイズしているがリアカメラの作成。左が標準、右が広角。レンズの仕様上、左右の端がやや歪むが、かなり広く撮れる

美人エフェクトLIVEはSELFIEMASTERからアクセス

美人エフェクトとポートレートモードは併用できる

左がオートで撮影した写真、右が美人エフェクトのオートで撮影した写真

顔の動きをAIでアバターに反映させるZeniMoji。このまま動画を撮影できるだけでなく、のちほどアップデートで動画配信も可能になるようだ

Antutu 7

3Dmark Sling Shot Extream Unlimited

PCMark Storage test

  ZenFone 5(参考) ZenFone 5Z ZenFone 5Q(参考)
メーカー ASUS
価格(税抜) 5万2800円 6万9800円 3万9800円
ディスプレー 6.2型Super IPS+液晶(19:9) 6型IPS液晶(18:9)
画面解像度 1080×2246ドット 1080×2160ドット
サイズ 約75.6×153×7.7mm 約76×160.5
×7.7mm
重量 約165g 約168g
CPU Snapdragon 636
1.8GHz(オクタコア)
Snapdragon 845
2.8GHz(オクタコア)
Snapdragon 630
2.2Hz(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB 4GB
内蔵ストレージ 64GB 128GB 64GB
外部メモリー microSDXC(最大2TB)
OS Android 8.0 Android 7.1
LTE対応バンド 1/2/3/5/7/8/18/19/28/38/39/41
3Gバンド 1/2/5/6/8/19
DSDS ○(4G+4G DSDV) ○(4G+3G)
CA対応 ○(2CC) ○(3CC) ○(2CC)
VoLTE ○(ドコモ、au、Y!mobile)
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:12メガ(標準)+8メガ(広角)
/イン:8メガ
リア:16メガ(標準)
+8メガ(広角)
/イン:20メガ(標準)
+8メガ(広角)
バッテリー容量 3300mAh
高速充電 最大5V/2A 最大9V/2A 最大5V/2A
生体認証 指紋、顔
SIM形状 nanoSIM×2(microSD排他) nanoSIM×2
(microSD別)
USB端子 Type-C microUSB
3.5mmイヤホン
カラバリ シャイニーブラック、スペースシルバー ルージュレッド、ムーンライトホワイト、ミッドナイトブラック

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