前回に引き続き、Fusion 360のスカルプト機能を利用して作成したモデルを切削していく。作成したモデルは、裏にネオジム磁石を仕込んだ、小物がこぼれないトレーだ。素材には桜を使用している。木目のある素材は切削難易度が高い。スカルプト機能の利用に加えて、木材の切削も今回の課題だ。
前回の記事は、表面を削る途中で終わってしまった。先に裏面を削ったため、表面を削る際の被加工物と加工機の粘着が弱く、被加工物が上に持ち上がってしまってうまく削れなかったのだ。
今回は、裏面のフタを先に削ってから裏面を削り、表面を削る際にフタをできるようにしようと思う。
フタができれば接地面積が増え、粘着力が増すはずだ。
裏面のフタは桜を使ったために失敗
それでは、裏面のフタを削っていく。切削の設定やツールは最後にまとめて記述する。
この切削は失敗した。失敗した点は以下だ。
この連載の記事
- 第318回 DTM勢がAIで作曲したら、AIの得意分野と苦手分野が見えてきた
- 第317回 ものづくり版コミケ「Makerフェア」2024年は面白かった。出展者の世代交代もなされているように見えた
- 第315回 0歳児、いつから保育園に? 女性の働き方、とことん考えてみました
- 第315回 推しの細胞がついた指輪を作ってもらった
- 第314回 おしゃれすぎるファン付きウェアを買って重要な問題に気付いた
- 第313回 0歳児がいながら、働く。ベストなやり方は?
- 第312回 パートナーの反対で転職できない問題
- 第311回 YouTubeの再生を止めないために画面を自動でタップする機械を作った
- 第310回 地方に移住したいが、東京にとどまるべきか
- 第309回 「マジック:ザ・ギャザリング」という深淵の入り口に立った。まだ底は見えない
- この連載の一覧へ