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使いやすさを求めて開発してきたメーカーの強みがしっかり踏襲されている

尖った箇所はないが高い総合力、高コスパな8万円台の秀才15.6型ノートPC

2018年08月25日 10時00分更新

文● 八尋/ASCII

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「dynabook AZ35/G」

 東芝ダイレクトで販売中の15.6型ノートパソコン「dynabook AZ35/G」。使っていてまず感じたのはバランスがいいマシンだなということ。目立ってここがいい! という点は少ないものの、外観、性能、価格などどれをとっても普通にイイなと思える。

 試用したdynabook AZ35/Gは、Core i5-8250U(1.6GHz)、8GBメモリー、256GB SSDを搭載したモデル。通常なら10万円以上するモデルだが、無料で登録できるRoom1048/東芝ID会員であれば、4万7736円引きの8万5104円で購入できる。めちゃくちゃ安いわけではないが、dynabook AZ35/Gが8万円台で買えると考えれば、コスパは高い。

 このコスパは、性能だけが理由ではない。心地よいタイピングを目指して開発してきた技術が満載のキーボード、仕事でしっかり使えるように配置されたインターフェース、ビジネスでもプライベートでも違和感なく使えるデザイン、日常で起こりうる衝撃に耐えられる堅牢性なども含めたコスパの高さだ。

使いやすさを追求してきたメーカーのキーボードやインターフェース

普段デスクトップ用のキーボードを使っているが、ほぼ違和感を感じずにタイピングできた

 dynabook AZ35/Gは、テンキー付きのフルキーボードを採用している。キーストロークは1.5mmで、打鍵感はしっかりとしており、心地よくタイプできる。加えて、タイプ音も静かなので、周りに人が多い環境でも気にせず使えるのはうれしい。ノートパソコンでテンキー付きのキーボードだと、スペースの問題で特定のキーが小さくなっている場合もあるが、dynabook AZ35/Gは主要なキーはしっかりと大きさを確保しており、デスクトップパソコンから切り替えたとしてもすぐに慣れて使いこなせるようになるだろう。超低価格なマシンにありがちな、たわみなどのもろい感じもまったくなく、さすがは長年ノートパソコンをつくってきたメーカーのキーボードだと思える。

マシン左側面には有線LANポート、DVDスーパーマルチドライブ、USB 3.0端子×2、マイク入力/ヘッドフォン出力端子を配置

マシン右側面にはSDカードリーダー、USB 3.0端子×2、HDMI端子、D-sub 15ピンを配置

 インターフェースは、左側面に有線LAN端子、DVDスーパーマルチドライブ、USB 3.0端子×2、マイク入力/ヘッドフォン出力端子を、右側面にUSB 3.0端子×2、HDMI端子、D-sub 15ピンを備えている。USB 3.0端子をしっかり4基搭載し、マウスや外付けストレージなどを付け替えて使用する必要がないので、据え置きで使う機会が多い15.6型ノートとしてはうれしいポイント。ディスプレーに出力するためのHDMI端子や、プレゼンや会議でプロジェクターにつなげるためのD-sub 15ピンもあるので、メインで使う会社用マシンとしてもピッタリだ。重さは約2.3kgで、毎日持ち運ぶのはちょっと大変かもしれないが、会議などで室内を移動する程度であればまったく問題ない。

標準でDVDスーパーマルチドライブを内蔵

 そのほか、最近はデータのやりとりをオンラインですませる機会が多くなってきたが、たまにCD-ROMで渡されるときがある。そういった場合に、DVDスーパーマルチドライブを備えているのはとても助かる。加えて、ちょっと暇なときに映画を映画を楽しむことも可能だ。動画配信サイトが増えて使う機会は減っているとはいえ、配信されていない映画はやはりDVDで観るため、どうしても観たい! というときに重宝する。

シンプルでどこでも使えるデザインで、堅牢

ヘアライン加工が施された天板、dynabookのロゴも控えめなサイズ

 dynabook AZ35/Gは面加圧や落下など、日々で起こりうる衝撃に対してしっかりと耐えられるかどうかの試験を実施している。加えて、長期間使用した際にどのような故障が起こるかを短時間で検証できる高加速寿命試験「HALT」も検証。高レベルのストレスをかけてあらかじめマシンの弱点を洗い出し、設計・製造にフィードバックしている。堅牢で長く使えば使うほどコスパは高くなるので、しっかりと試験をクリアしているのはありがたい。

 8万円台とリーズナブルだが、筐体に安っぽさは感じない。指紋がつきにくいヘアライン加工が施してあり、落ち着いたブラックで統一された筐体は、むしろ高級感すらある。シンプルなデザインなので、仕事やプライベート関係なくどこでも使えるデザインだ。

 唯一気になるのは、ディスプレーの解像度が1366×768ドットという点だ。ただし、ゲームをガッツリ遊ぶためのマシンではないし、HDMIやD-sub 15ピンで外部出力する場合は1920×1080ドットで表示可能なため、試用していてほとんど気にならなかった。

dynabook AZ35/Gは、高い平均点の秀才ノートパソコン

 dynabook AZ35/Gは、性能、使い勝手、デザインなど、とびぬけていいところや、尖ったところはとくにないが、高い平均点を誇る、天才ではなく秀才のようなノートパソコンだと感じる。仕事や大学のレポート作成用のマシンとしての初めての1台としてもオススメしたい。10万円以下でコスパの高い15.6型ノートパソコンを探している人は、dynabook AZ35/Gを検討してみてはいかがだろうか。

Room1048/東芝ID会員(無料)なら、直販価格5万7024円から!

 東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。dynabook AZ35/Gの場合、東芝ダイレクトの直販価格は13万1760円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は5万7024円(8月23日現在)からとなっている。Core i5、8GBメモリー、256GB SSD搭載モデルも4万7736円引きで8万5104円(8月23日現在)からだ。

 このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!

試用機の主なスペック
機種名 dynabook AZ35/G
CPU Core i5-8250Uプロセッサー(1.60GHz、4コア/8スレッド)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620(CPU内蔵)
メモリー PC4-19200(DDR4-2400)対応SDRAM 8GB(8GB×1)
ストレージ 256GB SSD(Serial ATA対応)
ディスプレー 15.6型(1366×768ドット)、ノングレア
ディスクドライブ DVDスーパーマルチドライブ
サウンド インテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠ステレオスピーカー
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
インターフェース USB 3.0端子×4、SDカードリーダー、マイク入力/ヘッドホン出力端子、HDMI出力端子、D-sub 15ピン
サイズ およそ幅379×奥行257.98×高さ16.9~23.9mm
重量 約2.3kg(バッテリー含む)
OS Windows 10 Home 64bit

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