早朝6時過ぎの京都のとある公園。
今年の早すぎた桜が花見の場所取りをしてる人の間で無情にも散っていっても猫には関係ないのである。
猫ボランティアの方がやってきて人なつこい猫がどこからともなく顔を出しはじめた頃、最初に出会ったのがこいつ。
口元がぼわんとしててなんとも可愛い。顔に「おれはひとなつっこい猫ですよ」と書いてある。
さっそくすぐ近くでしゃがんで猫撮り。
近くで撮ると背景を広く入れられるのである。ほんのりピンクな様子がわかるだろか。
この猫、ほどよい距離で撮らせてくれそう、と油断したら、私を見つけてトトトトトとかけてきてくださいまして、あっという間に足元まできちゃって、カメラ構えてる場合じゃなくなって、そういうときはとっさにiPhone。
毎度のこととはいえ、助かる。片手でさっと撮れるとか、薄くてレンズが飛び出ない(まあスマートフォンなので当たり前だ)から猫を驚かさないとか、カメラと猫の距離感を保ちやすいとか。
デジタル一眼のレンズは飛び出てるから、こんな風に猫がそれに好奇心を抱いちゃうと、もう撮れないからね。
その頃、猫ボランティアのおばさまはというと、子猫にじゃれつかれていたのであった(冒頭写真)。
そして三々五々猫たちが集まってくる。
「どこにいるんですかねえ」「わからないんですよ。いつも私がくると集まってきて、しばらくするとみなそれぞれ別の方向に帰って行く」んだそうな。
次ページは、そんな集まってくる猫たちシリーズ。
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