GeForce MX150搭載、今なら無料で1TB HDDをカスタマイズ中
手頃で作業快適でゲームも、と欲張りたい人にオススメな15.6型ノートPC
2018年03月29日 09時00分更新
前回は、ドスパラの15.6型ノートパソコン「Critea VF-HEKS」の外観やインターフェースをチェックした。今回は、性能をチェックしていく。
Critea VF-HEKSは、ドスパラのラインナップとしてはスタンダードモデルに属し、その中でハイスペック機という位置づけとなっている。主なスペックは、Core i7-8550U(1.8GHz)、GeForce MX150、8GBメモリー、250GB SSDといった構成で、価格は11万3378円(3月28日現在)。試用機もこの構成だが、一部はカスタマイズで強化可能だ。
ゲームも動くが過度な期待は禁物
ゲーミングノートでよく目にするGPUは、GeForce GTX1060で、Critea VF-HEKSに搭載されているのはGeForce MX150。比較的エントリーに位置づけられるモバイル向けGPUであり、ゲーミングノートのような性能は用意されていない。ただ、CPU内蔵GPUよりも性能が高く、VRAMも搭載しているため、パソコン本体のメモリー空き容量に余裕が生まれるだけでなく、ディスプレーをひとつ追加しても応答性の低下が起きにくいメリットもある。
なおマシン側が使用するアプリケーションに応じて、内蔵GPUか外付けGPUの使用を判断してくれるため、操作時にGPUを切り換える必要はない。
GPUが外付けで用意されている分かりやすいメリットは上記の通りだが、Officrアプリケーションや写真処理アプリケーションの多くは、GPU支援に対応する。そのため、同価格帯でGeForceを搭載していないノートパソコンよりも作業性能が高い。
ベンチマークとして「3DMark v2.4.4264」「PCMark 10 v1.0.145」「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーターベンチマーク」「CINEBENCH R15」を実行した。ドライバーのバージョンは391.01。
スコアの変動をPCMark 10でみてみよう。内蔵GPUのみの状態でのスコアは3768。GeForce MX150では4002。順当なスコアアップが起きている。軽い処理では分からないが、中規模の負荷が続くような作業になると応答性の差は歴然で、ゲーム系ベンチマークにおいても、割りといいスコアが出ている。
もう少し強化したいのであれば、カスタマイズ候補を見てみよう。ドスパラのウェブ通販サイトでは、現在1TB HDDの追加が無料になっており(3月28日現在)、お得に拡張できる。標準では250GB SSDのみであり、外付けHDDがないのであれば、HDDはなるべく追加しておきたい。
そのほかの拡張候補はメモリー。効果的なので予算に余裕があるのであれば、16GB DDR4 SO-DIMM (PC4-19200/8GBx2/デュアルチャンネル)を選ぶといいだろう。
ゲーミングノートほどの性能を求めてはいないが、なるべく快適なノートパソコンを考えるのであれば、Critea VF-HEKSがピッタリの構成となっている。それ以上にスペックが必要そうだと判断した場合は、ゲーミングパソコンのラインナップをチェックして、Critea VF-HEKSと比べたり、使用するアプリケーションの情報を集めたりして決めていくといい。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | Critea VF-HEKS |
CPU | Core i7-8550U(1.8GHz) |
グラフィックス | GeForce MX150 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 250GB SSD、1TB HDD(無料 |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、ノングレア |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.0端子×2、USB 2.0端子、HDMI端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、有線LAN端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅382×奥行256×高さ23.9mm/約1.83kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |