東芝クライアントソリューションが販売する「dynabook RZ73/H」は、2018年春モデルの13.3型モバイルノートパソコンだ。同社のウェブ直販サイト「東芝ダイレクト」での直販価格は17万4960円からだが、Room1048会員(東芝ID)に登録すれば、9万1800円で購入できる。
13.3型ノートパソコンといえば、一般的にはモバイル用途がメインな印象が強い。デスクトップの代わりに使うなら15.6型以上の大きさを選ぶだろうし、あえて13.3型を選ぶのはサブマシン用かモバイル性を重視している人が多いだろう。「dynabook RZ73/H」はモバイルマシンながらCore i5-7200Uを採用し、メインマシンとしてもしっかり使える性能を持っている。今回は、dynabook RZ73/Hでどれくらいの作業なら満足できるのか簡単にチェックしてみた。
今回は、一般的なパソコンの性能テストに利用されるベンチマークテストで計測。パソコンの総合的な性能を測る「PCMark 8」と「PCMark10」に加えよく目にするゲーム系のベンチマークテストで計測した。
モバイル向けCPUといえども、Core i5のためしっかりと性能が発揮できていると思える。ネックになるのはグラフィック関係だ。CPU内蔵の「インテル HD グラフィックス 620」は前世代までの内蔵GPUに比べれば性能は高く、メールやウェブブラウジング、Officeソフトを使った作業、動画閲覧などであれば問題ないだろう。また、ブラウザーゲーム程度ならゲームも遊べそうだ。
ファイナルファンタジーXIVのベンチマークテストのスコアは多くのマシンで計測されているが、ゲーミングパソコンでは7000オーバーは当然、ゲーミング以外のGPU搭載ノートパソコンでも5000くらいのスコアは出る。普通にプレーするには、だいたいスコア2000位上が目安になる。
1920×1080ドットでは厳しそうだったので、1280×720ドットに変更して計測。しかし、設定を下げても「設定変更を推奨」という結果となった。解像度を1024×868ドットまで下げてようやくスコアが2000を超えた。表示面積の問題はあるが、かろうじて遊べるといったところだ。
「ドラゴンズドグマオンライン ベンチマークソフト」では、起動時の解像度が1280×720ドットだったので、最高品質のまま測定してみたところ1570(設定変更を推奨)だった。画質設定を低品質に変更してみると、2251(普通)になった。設定次第では遊べるゲームもあるようだ。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」は、1280×720ドット、標準品質、ウィンドウモードで計測したところ、4685(普通)という結果に。ドラゴンクエストXくらい負荷が低いゲームであれば、設定にもよるが遊べるだろう。
dynabook RZ73/Hは、グラフィック系の処理を多用するのでなければ十分な性能があるのが分かった。CPU内蔵GPUなのでその辺は割り切りが必要だが、それ以外の用途であれば、メインマシンとして十分使えるだろう。
次回は、いろいろなアプリを動作させながらタスクマネージャーでCPUやメモリー、ディスク、GPUの動作率を確認してみる。
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東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。dynabook RZ73/Hの場合、東芝ダイレクトの直販価格は17万4960円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は9万1800円(3月24日現在)からとなっている。
このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!
試用機の主なスペック | |
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機種名 | dynabook RZ73/H |
CPU | Core i5-7200U(2.5GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 128GB SSD |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット) |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.0端子×3、HDMI端子、ミニD-sub 15ピン、マイク入力/ヘッドフォン端子、有線LAN端子、SDカードスロットなど |
サイズ/重量 | およそ幅316×奥行229×高さ17.2~21.4mm/約1.32kg |