このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第92回
M Z-01Kレビュー 3回目
2画面スマホ「M Z-01K」のベンチマーク性能よりはバッテリーライフが問題
2018年03月17日 12時00分更新
ドコモとZTEが共同開発した2画面スマホ「M Z-01K」のテスト第3回は、ベンチマークを実行していく。M Z-01Kは2018年に発売された端末になるが、SoCはSnapdragon 821で2016年のハイスペック端末に採用されたものを搭載している。そのため、性能的には不安になるが、2画面操作を不満なくできるだけのパワーがあり、メモリーが4GBなのもあって、操作面でも不満は少ない。MEDIAS Wに触れたことがあるのであれば、アレは時代が早すぎたと感じるハズだ。
実行したベンチマークは次の通り。「3DMark v2.0.4574」「PCMark 2.0.3716」「Geekbench 4 4.2.0」「AnTuTu Benchmark v7.0.4」の4種類。スコアとしては、平均的なSnapdragon 821のスコア。もちろん、Snapdragon 835よりは低いのだが、Snapdragon 660といったミドルクラスよりも上であるため、ウェブブラウズやマップ、SNSといったアプリの応答性は良好だ。ゲームについても大半のタイトルで動作に問題ないため、下記のバッテリーライフを気にしたほうがいい。
注意点としては上記は通常モードでの計測になる。2画面モードや大画面モードでは実行できなかったためだが、複数のアプリを動作させた場合は、それなりにパフォーマンスは低下する。感覚的にはマルチタスク機能を使用した場合の応答性なので、対応する端末をもっているのであれば、それで感覚を掴んでみるといいだろう。
バッテリー容量は2930mAhとなっているが、通常モードのときのバッテリーの持ちはいいが、2画面を使用している場合は別だ。気がつくと短時間で10%減っている勢いであり、M Z-01Kを検討する場合、とりあえずモバイルバッテリーも一緒に購入したほうがいい。有機ELであれば、また事情は違っていたかもしれないが、M Z-01Kは両画面ともIPSなので、消費電力はそれなりにあるという認識をしておきたい。
| ドコモ「M Z-01K」の主なスペック | |
|---|---|
| メーカー | ZTE |
| ディスプレー | 5.2型液晶×2 |
| 画面解像度 | 1080×1920ドット×2 |
| サイズ | 約72×151×12.1mm |
| 重量 | 約230g |
| CPU | Snapdragon 820 2.2GHz+1.6GHz(クアッドコア) |
| 内蔵メモリー | 4GB |
| 内蔵ストレージ | 64GB |
| 外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) |
| OS | Android 7.1 |
| 最大通信速度 | 下り最大500Mbps |
| VoLTE | ○ |
| 無線LAN | IEEE802.11ac |
| カメラ画素数 | リア:2030万画素 |
| バッテリー容量 | 2930mAh |
| FeliCa/NFC | ×/× |
| ワンセグ/フルセグ | ×/× |
| 防水/防塵 | ×/× |
| 生体認証 | ○(指紋) |
| USB端子 | Type-C |
| 連続待受時間(LTE/3G) | 約410時間/約440時間 |
| 連続通話時間(LTE/3G) | 約980分/約640分 |
| カラバリ | Black |

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