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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第96回

レンタルより格安SIM利用がお得なモバイルルーターの使い方

2018年02月22日 12時00分更新

文● 正田拓也

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短期の利用では初月無料の格安SIMが有利になってくることも

 データ通信回線の相場は1ヵ月3GBで約1000円だが、実際の料金は事業者によって前後するほか、短期の利用では最初と最後の料金計算方法で大きな差が出てくる。

 「OCN モバイル ONE」は3GBの月額料金がほかより高く月額1190円となっているが、初月無料のため、月初から翌月末までの最大2ヵ月間使っても1190円で済む。

 さらに初月無料を活かして、最初は6GBや10GBといった大容量のプランで加入し、たくさん容量を使うこともできる。ちなみに、初月のうちに解約した場合は初月無料の特典はない。

 一方、「IIJmio」は加入翌月末が最低利用期間となっているため、加入してすぐ解約しても翌月末解約となってしまう。

 しかも、加入月に無料期間はなく日割り計算となるため、ある月の1日に開通させて翌月末まで使った場合は2ヵ月分がしっかりかかり、月間3GBのプランなら合計で1948円かかってしまう。

 初月無料の格安SIMはこのほかにも「LINEモバイル」や「NifMo」などがある。「楽天モバイル」は初月無料のキャンペーンが継続されてきたが、組み合わせプランのデータSIMの初月無料は2018年1月19日から店頭申込のみに変更となってしまったので注意してほしい。

 IIJmioのほか「mineo」「イオンモバイル」「DMMモバイル」などは最初から日割りで計算される。

 解約時は日割り計算されないか月末付の解約となる格安SIMがほとんどだが、mineoは解約時も日割になる。最終月は大容量プランにして月初に大量に使っても日割りで安くおさめることも可能だ。

 なお、mineoでは音声通話付き回線加入者に6ヵ月間に渡って月額900円を割引くキャンペーンが2018年5月8日まで行なわれている。

 mineoは音声通話付きの回線でも短期解約の違約金はないため、6ヵ月以内ならデータのみの回線よりも音声通話付き回線のほうが安くなる逆転現象が起こっている。こういったキャンペーンを利用するのもコストを抑える手だ。

回線の質や支払い方法でレンタルサービスが有利

 レンタルサービスがお得な場合ももちろんある。

 そもそも、格安SIMはクレジットカードがなければ利用できない場合がほとんどだが、レンタルサービスは現金支払いが可能。その手軽さが最大の特徴とも言える。

 その上で、たとえば1日や2日といった超短期の利用。1日や2日のレンタルの場合は割高な料金が設定されていることが多いが、それでも1日1000円を超えることはない。

 そして、大容量が必要な場合にもレンタルサービスが有利になることもある。格安SIMは3GBで約1000円だが、30GBとなると5000円オーバーとなる。

 レンタルサービスの中には月間50GB制限というところもあり、動画配信や受信に使うというのであればレンタルサービスが有利になる。

 逆に、あまり容量を使わないという場合、7GBとか5GBの容量制限付きであれば3000円以下で借りられるモバイルルーターがある。最安で短期間の通信環境を確保したいというなら、低価格なレンタルモバイルルーターを選んだほうがいいかもしれない。

 通信品質の面でも、格安SIMが不得意な時間帯ではY!mobileやUQ mobileのWiMAXを使っているモバイルルーターが有利なことがある。逆に言えば、通信品質を求めてモバイルルーターをレンタルするのであれば、Y!mobileやUQ mobileのルーターを選んだ方がいいだろう。

短期利用にも活用できる格安SIM

 レンタルルーターは、低価格で短期間に大量の通信を行ないたい、格安で短期間の通信手段を確保したい、という場合に重宝する。そして、格安SIM+格安モバイルルーターはいちいちルーターをレンタルする手間と費用を抑えたい場合の選択肢になる。

 ヘビーに使ったり、大容量を求めたり、安定した通信速度を得たいならレンタルサービスがいい選択肢だが、使用容量が多くなく、1ヵ月程度と長めに使うなら格安SIMを活用したほうが有利となる。頻繁に短期間、国内出張を繰り返す人なら、格安SIMを使うメリットはありそうだ。

 終了期限を決めていなかったり、返却期限に追われるというわずらわしさがないのも格安SIMと自分で購入したモバイルルーターの組み合わせ。

 最近では音声通話付き契約に注目が集まりがちな格安SIMだが、気軽に利用できるデータ回線としての格安SIMもまだまだ健在だ。加入も解約も簡単にできる格安SIMを、短期利用にもぜひ検討してほしい。

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