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Windows Info 第108回

ドンキの2万円PCを購入、中身を確認する

2017年12月10日 10時00分更新

文● 塩田紳二 編集● ASCII編集部

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MiraCastでの表示が遅いので
システムのダイエットを進める

 というわけで、目的である「接続」アプリ(MiraCastView)を起動してみたが、実用に耐えないほど表示が遅い。同じAtom x5-Z8350を搭載する「HP x2 210 G2 背面カメラ付き」では、実用的に利用できているので、原因はおそらくメモリの差(HPのものは4GBを搭載)と考えられる。

 ということで、MiraCastで利用することを前提にソフトウェア的な最適化を行なうことにした。それについては次回以降で詳しく解説するが、基本的には言語を英語とし、常駐している不要なサービスを停止し、不要な常駐ソフト、たとえばOneDriveなどを解除している。

 搭載されていたWindows 10は、RS2ことCreators Updateだった。しかし、RS3(Fall Creators Update)のインストールに何回も失敗した。どうもインストール途中でエラーになるようだ。しかも搭載されているのはWindows 10 Homeなので、アップデートを“延期”することはできない。

 一定の間隔でRS3をインストールしようとしては失敗することになりかねない。もちろん、RS3側で何らかの対策が行なわれたり、そもそもISOイメージを使ったアップデートをすればいいのだろうが、Windows Updateが消費するリソースは小さくない。そこで、RS2のアップデートが完了したあと、Windows Updateサービス自体を停止した。

 また前述の「接続」アプリはUWPアプリなので、デスクトップアプリと違って、バッチファイルから簡単に起動というわけにもいかない。これについては、UWPアプリが持つ「プロトコル起動」を使って、ショートカットを「スタートアップ」フォルダに登録し、ログオンしたらすぐに「接続」アプリが起動するようにし、簡単に起動できるようにデスクトップにもアイコンを配置した。

 これらの対策により、メモリ消費量が減り、接続アプリがスムーズに動くようになった。具体的な手順などについては、あらためて詳しく解説したいが、こうした対策でメモリを空ければ、この機種でもある程度快適に利用できるようになる。特定のアプリ専用と割り切れれば、コストという魅力を生かせるのではないかと考えられる。もちろん、Linuxを入れてしまうというのもアリではないかとも思うが。

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